こんにちは釣具マニアです。
ミニボートに取り付ける2馬力船外機ですが
価格的はピンからキリまであります。
金額は中国メーカーなら2万円台で買え
日本の有名自動車メーカーなら10万円台と
かなり値幅が広いです。
性能的にドングリの背比べなら
安い中国製の2馬力船外機を選びそうな物ですが・・・
皆さん買われているのは
ホンダの2馬力船外機です。
ホンダの2馬力船外機は10万円台。
中国製の2馬力船外機と比べて
3倍以上の価格差があるのに
何故ホンダの2馬力船外機を選ぶのでしょうか。
という事とで
今回はホンダの2馬力船外機が
高いのに売れてる理由について
深ーく切り込んで行こうと思います。
という事で
ホンダの船外機の横で
オーナーと中国製の2馬力船外機が
揉めていた話をしてみたいと思います。
俺はホンダの4スト2馬力船外機だ。
国産の有名自動車メーカーが作った船外機だけに
信頼性は抜群
安心の船外機とで有名だ。
ここ最近は、中国から2ストの2馬力船外機が
値段の安さを武器に
2馬力船外機市場を席巻しようとしているようだが
ホンダの2馬力船外機は相変わらず売れている。
不思議だと思わないか
みーなの衆、皆の衆♪
「ブルルルン、ブルブル(((゜Д゜;)))」
と、そんなホンダの2馬力船外機が
軽快なエンジン音を立てている横で
汚らしいエンジン音をたてている
2馬力船外機がいる。
ホンダはスズキ君かな?
それともトーハツ君かなと思って見て見ると・・・
見かけない顔をした
2馬力船外機だった・・・。
「ふむ・・・
これが最近噂の激安2馬力船外機か( ̄~ ̄)」
どおりでホンダの知っている音と違っているわけだ。
今時、国産では作らなくなった
2ストエンジンなんてとホンダはそう思った・・・( ̄ー ̄;。
さて
この激安2馬力船外機のオーナーが
その船外機と悪戦苦闘しているようだ・・・。
なにやら燃料が少なくなったのに気がついて
オーナーが給油しようとし事から揉めているのだ。
「アイヤー ちょっ、ちょっと待つあるねヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ」
驚いた2馬力船外機は必至に抗議の声をあげる。
「・・・」
それでも無視して構わず入れようとするオーナーに
「なんでガソリン入れようとしてんねん!ヾ(◎o◎,,;)ノ」
と切れる中国製船外機は
大阪弁にいつの間にか変わっていた。
更に無視するオーナーが
強引に給油しようとすると
「ば、馬鹿俺は2ストあるよ!ガソリンそのままやと
焼き付いて死んでまうやろΣ( ̄ロ ̄lll) 」
どうやら大阪弁の中国語のようだ。
なにかエンジンが不満そうな音をあげてるのに気がついたオーナー
チッと舌うちすると
「そうやった、こいつ
混合オイル入れんといけない2ストやった
面倒じゃの~ y( ̄Д ̄)。oO○」
これを聞いた2スト。
「なにいってんねん!
安いからしゃあないと買ったのはお前やんけ
チャンとせんか( ꒪Д꒪)ノ」
その後 オーナーの
「まあ、安いからしょうがないか~~」
と言うのを聞いて
ホッとした中国製2馬力船。
「やっと 思い直したか
早よ混合オイル作って入れんかい!」
というような給油を巡って争っていた。
それでも 何とか給油ができたのか
あわただしく
出航地から出発していきました。
本当に面倒ですね2ストは・・・。
さて この2ストですが
出航地に戻ってからも
一波乱ありまして・・・。
どんな事かというと
「アイヤー! 待たんかい
俺は4ストちゃううねん 2ストやぞ!Σ( ̄ロ ̄lll) 」
と驚いて声を上げる中国製2馬力船外機。
たまたま その時も同じタイミングで戻ってきたホンダは
またこいつらかと
聞き耳をたてて様子をうかがう事にした。
「なんや!」
「何やじゃない!なに 帰ろうとしてんねん!
早く 水を入れんかい 錆てまうやろ(# ゚Д゚)つ」
「錆てまうやろって・・・水洗いしたじゃねえか」
「俺は空冷ちゃうねん 塩水抜かんと死んでまうやろ!(# ゚Д゚)つ」
「なんや面倒臭いなあもうちょぃと スマートにできないのか」
「何でや! 散々海水で冷やしておいて
お世話になったから
真水で洗おうと言う気にならんのかい!Σ(゚Д゚|||)」
「だってなあ、最初混合オイル作っていれて
それだけでも面倒臭いのに
疲れて帰ってきてから 真水循環させろって
労働基準違反やろ( ̄^ ̄)ゞ」
「はあ~ それはお前の事やんけ錆びたら労災申請してやるからな(`ε´♯)」
「大丈夫や正規雇用やない請負契約や( *´艸`)」
「何が請負契約や!(#`皿´)」
「まあ 安いしな・・・( ̄~ ̄)」
「まてまて! 請負契約だから使い捨てか!(꒪ཫ꒪; )ヤバイ」
「しかしなあ・・・」
「取り合えず儂を台に固定して バケツ用意して真水をいれようかヾ(◎o◎,,;)ノ」
「台とバケツがない」( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
「はあ~何してくれてんじゃ
どないして水循環させるんじゃ」
「ふ~~~ バケツは用意するけどな台は無理かも」
「どないすんねん」
「う~~ん」
と横目でホンダ君をチラチラと見るオーナー。
「何で用意しないんじゃ」
「隣のホンダ君が水を掛けてサビ防止スプレー振り掛けただけで
メンテナンス終了と思うとな・・・」
「思うなや~ 死ぬでおれ!(꒪ཀ꒪)」
「まあ~しょうがないわな
安いし 次はホンダ君にするは」
と見捨てられた中国製 2馬力船外機
「安い俺って何なん!。:゚(。ノω\。)゚・。」
と茫然として中国製2馬力船外機は錆びついて行くのでした。
エンジンに再び火が灯ることはなかったようです・・・。
構造上の4ストと2ストのメリット、デメリット
2馬力船外機には2ストと4ストのエンジンがあります。
ホンダの2馬力船外機は4ストですが
2ストの船外機と何が違うのでしょうか?
メリット、デメリットを上げてみます。
2馬力船外機 4ストのメリット
- ガソリンをそのまま入れればいいので燃料供給が楽。
- 燃費が良い。
2馬力船外機 4ストデメリット
- 重量が重く取り付け持ち運びが面倒
2馬力船外機 2ストのメリット
- 構造が簡単なので価格が安い
- 重量が軽く持ち運びが楽
- 馬力が出る。
2馬力船外機 2ストのデメリット
- 混合オイルを作るので燃料供給が面倒臭い。
- 構造が簡単なので寿命が長いように思えるが4ストよりエンジン寿命が短い。
4スト、2スト
メリット、デメリットそれぞれあって
互角の様に思えます・・・。
それなら圧倒的に安い2ストの船外機を買いそうなものですが
選ばれるのは国産の4スト
中でもホンダ/HONDA船外機が選ばれています。
何故でしょう?
実は2馬力船外機で
唯一無二の空冷方式だからなのです。
空冷方式が良きかなという事を
語る前に
先ほど述べた4ストのメリットと
重ね合わしてみたいと思います。
それで
ホンダの船外機が選ばれる理由が見えてくるからです。
燃料の供給が圧倒的に楽な4スト船外機
これから海に出て釣りをようとしている時に
これがちょっと面倒・・・。
適当に混ぜるのでなくて
指定された混合比で
ガソリンとオイルを混ぜなければいけないからです。
面倒だからといって
適当に混ぜると
馬力も出ませんし、エンジン不調の原因にもなります。
2ストの方が馬力が上だから スピードが出る?
2ストの方が馬力が出ますが
2馬力未満に抑える必要があるので
2ストのメリットなんて関係なくなります。
実際に走らせてみると
スピードにそんなに差が無いように思います。
ただし 4ストの2馬力船外機の方がエンジンは重いので
その分だけ加速が悪いように思えます。
実際には気にするほどではありいません。
2ストはエンジンの寿命が短い?
2ストは構造が単純なので
エンジン寿命が長いように思いますが
2ストの方がエンジンの寿命が短いと言われています。
しかし
2スト2馬力船外機が寿命の短い本当の理由は
信頼の薄い中国製である事と
保守メンテをする為の
交換部品が手に入らない事が問題なのです。
2ストの方が部品の交換サイクルが短いのに
交換パーツの供給が不安定という事を考えると
長期で使うとなると不安なエンジンと思います。
4ストと2スト2馬力船外機の重さ
4ストと2ストの2馬力船外機では明らかに重さが違います。
4ストは14kgから18kgの重量に対して
2ストは8.5kgから9.5kgと
5.5kgから8.5kgの差があるわけです。
この重量差は
積み下ろし、トランサムへの取り付け等で
かなりの負担になると思います。
2ストの機能上のメリットは
この重量の軽さです。
対してホンダの2馬力船外機は14kgと重たく
不利なように思えますが
それを指しい引いてもホンダの2馬力船外機には
強烈なメリットがあります。
それは
エンジンの冷却方式による違いです。
2馬力船外機は空冷・水冷どちらが良いか
通常の2馬力船外機は
水冷方式でエンジンを冷やします。
エンジンの吸水バルブから取り込むので
湖なら湖の水
海なた海水という事になります。
海水の場合
塩分濃度が高いので
エンジンを冷やすために通った循環経路を
真水で洗い流さなければ
たちまち錆びてしまいます。
その為
真水で塩抜きをしなければいけません。
超面倒な水冷のメンテナンス
水冷の2馬力船外機を海で使う場合
海水を取り込んでエンジンを冷やすので
戻ってきたら
必ず真水を循環させて
海水を抜く作業があります。
これがメチャクチャ面倒臭いのです。
船外機を取り付ける台に固定して
バケツに真水を貼ってからエンジンを始動
真水を循環させて塩水を抜かなければなりません。
この作業をしないと
エンジンが錆て使い物にならなくなるので
面倒臭くても絶対やらなければいけない作業です。
空冷のホンダ2馬力船外機の場合
ホンダの船外機は空気を取り込んで
エンジンを冷やすのですから
戻った後
真水を循環する必要はありません。
ペットボトルの水で船外機全体についた海水を洗い流し
防錆用のスプレー666等を
吹き付ければそれで済みます。
出航地などによりますが
近くに水道が無い場合は特に便利です。
水冷の海水抜きをするには
どでかいバケツに真水を満タンにするので
出航地に水道が無くてはなりません。
これは不便です。
航行範囲が狭いミニボートでは
出航地を選びが釣果に直結します。
水道施設が無い出航地の選択もアリなので
メリット相当大きいと思います。
中国製の2ストエンジンは
軽くて安く始めは良いでしょうが
水抜きをする時点で
かなり面倒だと感じる筈です。
空冷が国産2馬力船外機の中でも唯一無二だと言う事が
ホンダの2馬力船外機の強い所なんです。
と言っても
国産の4スト船外機も気になるでしょうから
トーハツの2馬力船外機と比べてみましょう。
ホンダのVSトーハツ2馬力船外機
国産2馬力船外機では
ホンダの一人勝ちと自分は思っているのは
国産4ストと比べても優位だからです。
国産の2馬力船外機はほとんどが4ストです。
そのライバル的な存在で
トーハツの2馬力船外機があげられます。
トーハツの2馬力船外機がそもそも
3.5馬力の実力がある船外機です。
それを2馬力の出力しか出ない様にしているので
エンジンの耐久性としては
2馬力船外機随一です。
しかし
3.5馬力を出せるエンジンの為に
重量が18kgとホンダと比べて4kgの重量差がついてしまいました。
3.5馬力のデチューンは設計は
省略・部品の共有化だと思うので
最初から2馬力船外機として設計されたホンダの方が軽いのは当然です。
また 冷却方式も水冷なので
戻って来た後のメンテナンスは
2スト 中国2馬力船外機と同じなのもいただけません。
トーハツは信頼のおける国産船外機ですが
値段的に大差ないのでは
やはり ホンダの2馬力船外機を選びたくなりますよね。
命を預ける2馬力船外機
2ストの草刈り機、芝刈り機のようなものなら
途中で止まっても
それほど被害を受けけないでしょうが・・・
ちょっとヤバイですよね。
その為メンテナンスは大事ですが
メンテナンスの甲斐が無く故障するのでは
使いたくありません。
パドルを漕いで戻るのは大変ですし
風が強くなると
戻れなくなることもありますから。
高くても信頼性のある国産2馬力の船外機をおすすめします。
補足 ホンダの2馬力船外機トランサムについて
船外機にはトランサムの高さというのがあります。
取り付けた船外機のプロペラが
船底から丁度良い位置にあるかどうかという事ですが
これを間違えると
ボートが効率よく進む事が出来ません。
必ずトランサムの合った2馬力船外機を選んでください。
ホンダの船外機はS、L
2種類用意しているので
ミニボートのトランサムの長さは必ず確認してください。
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ホンダ2馬力船外機良い所まとめ
ガソリンをそのまま使えるので燃料供給が楽。
空冷式なので終了時のメンテナンスが簡単。
故障が少ないホンダのエンジンは沖でのエンジントラブルが少なく安心。
部品の供給が確りしてるので安心してメンテナンスができる。
2馬力唯一の遠心クラッチ、ギアを変える必要が無く
アクセルを開けるだけなのでメチャクチャ操船が楽。
釣具マニアの報告でした。
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