こんにちは釣具マニアです。
野ベラを釣るヘラ竿は何が良いと聞かれて
あれこれと候補を上げてみるのだが最後には決まって渋い顔をされる。
理由は簡単
値段が高いからだ・・・。
野ベラなの長いへラ竿を使う機会が多い。
短くて12尺、長くて18尺ぐらいのヘラ竿を使う。
場所によっては21尺の長尺を使わなければならない。
ヘラ竿が長いので、その分カーボンシートの使用量が増えるから価格が高くなるのですが
そう簡単なものではない。
竿は長くなればなるほどお重くなる。
しかし ヘラ竿の場合、長さに比例して重くなりますでは済まないのです。
ヘラ竿は100g
この重さが基準となるからです。
短かいヘラ竿なら100gを切る重さにするの難しくないかもしれないが
野釣りで使うヘラ竿の長さが15尺以上にもなってくると
そうはいかない・・・。
軽量化のために高弾性カーボンプレプリグを使うのはもちろん
レジンも少なくしないといけないし
強くする為にプリプレグを薄くして巻き数を増やさなければならない。
ところでヘラ竿は振出しより並継ぎの方が竿としてのグレードが高い。
ノーブランドは振り出しのヘラ竿が多いのだが
短尺なら割と安価に手に入るヘラ竿がある。
長さによるが5000円~9000円の間でノーブランドの並継ぎヘラ竿が買える。
カーボン製でコミ(継ぎ)の精度も良く回転リリアンなので
人気があり非常に幅広い購入層に支持されている。
ただノーブラドだけに弱点もあるのだ・・・。
ノーブラドですが大体14尺以上で100gを大きく超えて重くなる。
こうなると浮きにアタリがあっても
重くて素早く竿を動かせないからアワセられない・・・。
この価格帯のヘラ竿は長尺を諦めるか、
重くても長尺を我慢して使うしかない・・・。
ここに投入されたのが
ダイワ精工が初心者層を取り戻すべく開発された
乾坤一擲の戦略的ヘラ竿の陽舟です!
ノーブランドの長尺では100gを大きくオーバーしますが
ダイワから発売された陽舟はなんと!
値段もお手頃なのでノーブラドより陽舟を買う人が多くなってきたのです。
この価格帯では価格破壊的な軽さだからさもありなんですね。
この陽舟ですが
初心者は野釣りの長尺が使い易いと評判です。
この値段で100gの軽さというのもありますが
陽舟の長尺は初心者が苦手としている両ダンゴのような重いエサが
振り込み易い先調子のヘラ竿なのです。
陽舟は安いから
あるところで曲がらなくなる。
曲がり方が綺麗な弧を描がかない。
竿のしなりが硬くなるところがある。
たしかに、十数万もするヘラ竿は
スムーズな支点移動と複雑な調子を実現しています。
そのよう高い竿は軽くてすばらしいのだが、べテラン好みの本調子になると
違ってくる。
餌を振り込むのが初心者には壁となって行くてを阻む。
振り込むポイントが半端ないほどズレるのでヘラを釣る為のポイントが作れないのだ
逆に陽舟のような3節で張りを持った竿の方が確りと振り込める。
陽舟は長さによって調子が変わる
短尺では硬め、長尺ではかなりの先調子
陽舟ある所で曲がりが硬い部分こそ欠点ではなく
それこそ利点なのです。
この部分があるからこそ、両ダンゴのような重いエサでも
狙ったポイトに入れらる。
陽舟は値段が値段ですから、ダイワ・シマノの本格本調子のような
釣り味の妙味はありませんが
ノーブランドでは難しい実戦で扱える長尺と
短尺は結構曲りは綺麗でスムーズなラインナップを取りそろえております。
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コメント
安くて軽いのが不安です。
ただの肉薄ではないんですか?
どだい安すぎてどんなカーボンなんでしょうかね。
陽舟は不安ですが大丈夫でしょうか?
ダイワの陽舟ですが、高級へら竿に比べればブランクは薄いと思いますよ。
今はカタログ落ちしたシマノの惜春もその口ですが、陽舟の方がへらを抜き易いと思います、ブランクも年々いいものが開発されますがそれに伴い従来のブランクのコスト(価格)も下がっていくと思っています。
短借から長尺にかけて先調子になる、ここが設計の妙かもしれません、元径は太いですからテーパーでカーバーしたのではないでしょうか、あまり長尺過ぎるものは難しいと思いますが15尺までなら何とか使えると思うのですが、入門者用に振り込みやすくしたテーパー=ブランクの強度を上げる設計なのかなと思うのですが、因みにある程度締め込まれるとそれ以上曲がり難い所もあると思います。