こんにちは釣具マニアです。
タックルを揃えていざ釣りに! ロッド、リール、ルアー、フィッシングベスト、etc・・・
釣りをしていると色々と釣り道具が欲しくなる、あれも欲しい、これも欲しいと・・・ただ欲しいものを欲望に任せて買えるなら苦労はしないのである。
多くの人は、とり合えず釣りをするのに最低限必要だと思われるものから買い集めるのですが・・・シーバスフィッシングで一番最後になるのがフィッシュグリップ。
なぜかと言えば釣れなければ必要性とは感じないからです。
いや・・釣れても必要性を感じないかも知れません、でも、あることを境に猛烈に欲しくなった事をお話いたいと思います。
春のうららかに晴れ上がった日、シーバスが釣れ始めたとの情報を元に勇んで入ったシーバスポイント、ウエーダーを着込んでいざ出陣!
そしてシーバスをキャッチすべくルアーを投げまくります。
本日の釣行はお調子者R君と二人だけ。
お互い距離をおいてラン&ガン スタイルでルアーを投げまくります。
一番初めに釣れたのがR君
「来た~」
の叫び声よろしく、ロッドが曲がっております。
足元まで寄せると無事ハンドランディング。
「釣れた~」
の雄叫びを上げながらハンドランディングしたのは40cmぐらいのシーバスでした
R君シーバスの下あごを摑みながらお祭り気分でシーバスを振り回します。
更に43cm、50cmと立て続けにシーバスをキャッチ、遠くでシーバスの下あご摑みながらシーバスを振り回してお祭り気分のように踊っていますが・・・・下あごを掴まれたシーバス君は何か恨むように眼をパチクリと開いております・・・瞼が無いから気のせいかもしれませんが・・・。
「いいいな~R、俺まだ一匹も釣れてないよ~」
「いや~運が良かったですよ3匹立て続けなんて、最高ス!釣具マニアさんも頑張りましょう!」
喋りながら喜びが体中に溢れています、鉢巻巻いて今にも踊りそう・・・。
「ちきしょ~俺にもこないかな~、お前釣りすぎだよ」
運は公平だろう、平等にチャンスをくれとブツブツ一人事を言ってると。
「きた~」
・・・またRの雄たけびが・・・
「・・・・」
釣れない釣具マニアは50m移動する事にしました、お願いと願いつつルアーを投げると、ガツンというアタリが、すかさず合わせると、ズッシリと重たい手ごたえです。
「きた~、R来たよ~」と遠くにいるRに手を振ります
ロッドはグングンと曲がりランカーシーバスを思わせるような手ごたえではありませんか!
急いで走ってきたR君 ジャンプした魚体を見ると・・・
「デ、デカイ!!」
釣具マニアの横に来るとランディングしますからと言ってザブザブとシーバスに近寄っていきます。
「ちょちょっと!大きいからフィシュグリップ使いなよ!」
「オラ、オラ~シーバス観念せいや!」
完全に人の話を聞いていません。
「R、シーバスまだ余力残してるからフィッシュグリップを使えってば・・・」
「オラ、オラ~」
やはり人の話を聞いていません・・
「うほ~、80近いじゃないですか」
R君が近づいたせいか、急に水飛沫上げて暴れだすシーバス君
「うわ、冷たい、水掛けられた!、テメ~シーバス!」
とんだ逆恨み、逆上したR君、強引にシーバスの下あごを摑みました、
ビッチ、ビッチ!バシャバシャ、と暴れのたくるシーバス君を強引に・・・
「いてえ!」
ビッチビッチ
「いてて・・・」
バシャバシャ
「痛い~だえふ~、ひえふ~」
途中から日本語がスワヒリ語に変わったようです・・・・
良く見ると踊るように首を振るシーバス君にあわして13cmミノー君も踊りだし・・・そしてRの腕も踊りだす???
「さささ刺さった~、ちょ、ちょ暴れて、だふゅから、・・うお~%‘(&%%&~!!き~」
日本語がフクロテナガザルの鳴き声に変わったようです・・・
踊るミノーと踊るシーバス、そしてフクロテナガザルの鳴き声
「あれ?R・・・もしかして手にフックセットしちゃった?」
「だひ~!%&%&‘(’$$)」
「・・・・」
その後何とかフィッシュググリップを駆使してシーバス君を取り押さえてからルアーを外しますが、R君の貫いたミノーのトリプルフックは返しがあるため肉の組織が絡みついてしまった為、離れませんでした。
「R、ミノー取れないね・・・」
「痛いです~」
「血いっぱい出てるね・・・」
「痛いですよ~」
「フィッシュグリップ買おうよ」
「だって、高いじゃないですか」
「俺のコピー品だよ4000円位の安物、ちゃんとキャッチできるよ」
「うん・・・・」
「病院行こうか?」
「うん・・・」
「治療費かかるね」
「・・・・」
シーバス祭りは終わったようです・・・
そしてR君、フィッシュグリップを買いましたが・・・そのシーズンにはフィッシュグリップを使う事はありませんでした。
シーバスの下あご摑んで振り回したからでしょか・・・シーバスの祟りなのかもしれません。
フィッシュグリップは必用です、魚にダメージ云々よりも人がダメージを受けないのがフィッシュグリップの役目
安いフィッシュグリップにはひどい物もありますが、安くても良いフィッシュグリップもあります。
オーシャングリップ
全景はピストル型でピストルのようにトリガーを引いてアームを開閉させて魚の口を掴みます。
このタイプはカムに沿うようにして動く構造の為、アーム部分を直接開閉させようとしても動かない構造のため魚を掴んでも外れる事はありません。
アームを開閉させるトリガーはカムに沿って動かすだけ力だけでいいのでバネは弱いものでも良くトリガー自体は軽い。
コピー品でも使える理由
カム式はカムの工作精度だけ注意すればいい、NCを使えば設計どおり精度の高いパーツができるし、誰でも分解清掃できる位だからアッセンブリーも熟練工など必要ないシマノのスピニングリールを組上げるほどの難しさは無い、だからと言うわけではないが人件費が安い所でも、それなりのものができてしまいます。
構造を構成する材料は全てアルミニウムのため、プラスチックを一部使うようなものより剛性は高い
トリガーを引くカム式は片開き
カムの構造が簡単なのと片側固定される為、アーム自体の剛性が高いが、片開きの優位点はそこではなく魚の口にフィッシュグリップを差し込む時の狙いが付けやすい。
人がダメージを受けない
全体の外観を見るとアームを操作するトリガーとアームに距離がある、例えば魚の口に掛かっているのが13cmミノーだとしようアームを操作するトリガーがアームに近ければ魚が暴れた場合ミノーのフックが手に刺さってしまう可能性がある、こうなったら、フィッシュグリップ使う意味がまるで無い。
メンテナンス性
塩、砂が入り易い構造ナだけに内部構造にこれらの異物が付着すれば動きが悪くなります。
対策は勢い良く水をぶっ掛けて、振り回して水切り、適当なオイルを掛けてやれば何のトラブルも無く動きます。数年に一回分解清掃してあげればいいです、工具も100均で買えるので数年持ちます。
そこは、眉唾でしょ!
正直40キロでも大丈夫と言うのは信じられません、オーシャングリップはアームが回らない構造の為、アームが捉えた魚が暴れるとモーメント荷重が掛かります、特に40キロの魚が与えるであろうローリング、ピッチングなどの荷重に厚さ7ミリ、幅8ミリぐらいのアルミアームではたわみが発生する為、隙間がしょうじて魚が外れる可能性があります、ただ日本のショアで釣れる魚で使う分には何の問題も無いでしょう。
長期使用
アルミが鍛造で出来てる訳ではないので長期で使い続ければガタが来てアームに隙間ができてしまいます(多少の磨り減りでも締まるようカムに余裕の部分を設けています)。
ただ安いからではなくて高くてもオーシャングリップは同じです。
実績あるフィッシュグリップ
下記がオーシャングリップですがビスの位置、形を含めて同じです、違うのはアルマイト処理をしたカラーが違うだけ、サプライヤーが同じ、中間の卸が違うと推察されますが性能は変わりません、釣具マニアが記事に書いたこのフィッシュグリップ、この値段でと話題となっております。
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最後に
じゃあずっと長期間使える最強のフィッシュグリップは有るの?
と問われれば一つだけあるのですが。
記事が長くなるので、この最強のフィッシュグリップの記事は次回にまとめます。
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