エアノスXT 低価格でも一味違う

優良釣具販売評価術
釣具マニアです。
肩を叩かれて
「釣具マニアくん今日帰り付き合えないかね」
と声を声をかけてきた人がいる
今の部署を移動になった元上司のKさんである
当然、酒の誘いかと思ったのであるが・・・
「酒ですか?」
「いやいや、酒乱の絡み酒の君なんか誘わんよ!」
失礼な言い方である。
「釣りを始めようと思って、少しづつ
釣り道具を買い集めているのだがな、
本日はスピニングリールを買う日なのだよ」
リールを買う日なんぞ決めるなよ・・・相変わらず変な人だな。
「それで会社の帰りに釣り道具屋に同行して欲しいということですな」
「釣具マニア君!察しがいいね~
仕事の時もそのぐらい気が利けば良いのだがな」
「相変わらず随分ないいかたですね、
仕事ほったらかして
酒ばっか飲んでる人に言われたくないですがね」
「いやいや、そんなに褒めなくてもいいから」
「褒めてないよ!」
そんな訳で会社帰りに釣り道具屋に同行する事になった訳ですが・・・
釣り道具屋に到着すると
「釣具マニア君、スピニングリールと言っても
高いのはだめだからね!
性能の良いの選ぶなら誰でもできる訳だし
安くて顧客の満足するものを
納得できるようにプレゼンテーションをしないといけない」
といいたいほうだいの元上司に
「ひとつ教えていただきたいのですが
誰が私のお客なんでしょうかね?」
「私では不満かね?」
「金を払ってこそ客といえるのではないでしょうか?」
「君!リール代は払うに決まってるだろう?」
「釣り道具屋にね!
私がお金をもらう訳でもなし、
マージンをピンはね出来る訳でもないのですから」
「・・・・・・」
「Kさん世の中ただ飯はないって
言葉を知っていますか?」
「はっ!?君!人間が小さいね、
そんな小さいことで文句を言うようでは
これからの人間としての成長は望めないな~
それでどのスピニングリールをプレゼンするのかね?」
・・・・どうやら暖簾に腕押しのようなので
しぶしぶとお勧めのスピニングリールを提示することにします。
「Kさんは海でちょい投げとか、
船でキスとかに使いたいぐらいの用途でしたね?」
「うん、ラインはPEの1号ぐらい巻くんだけれど」
「新型のエアノスXTなんてお勧めです」
「ほう」
「シマノのオシュレーションは
中、高級機はクロスギア方式を採用しているのですが
部品点数と加工精度が要求されるため、
低価格帯はエアノスから
オシュレーションの方式が違うですよ」
「安物じゃないか!」
安物が欲しいといったのはアンタだろと心の中で罵りつつも
「いえいえ、シマノはクロスギア方式に拘っているのですが
エアノスXTはS字カム方式を採用してます。
平行巻きの精度が劣るようですがややクロスラップ気味すれば
綺麗にスプールに負けますよ。
なんたって部品点数が少ないので
耐久性も高いですね」
「巻き心地が悪いのではないかね?」
「実際に手にとって巻いてみてください」
とエアノスXTを渡してハンドルを回すように催促します。
K氏がハンドルをクルクル回しますと
「ううう。滑らかだね、
これで低価格リールのなのかね?」
「この方式はダイワのリールでは
高級機にまで使う優秀な平行巻き機構でもあるんですが
この独特の滑らかさは、
シマノのギアの噛みあわせ精度がよい事にもよりますね」
「ううん、そうか、あっ
それと私は意外とメンテナンスが苦手でね
耐久性が高いのはなかなかなのだが
海で使うから錆び難い方がいいな~」
「整理整頓が苦手なのは昔の部下なら周知の事実ですよ
メンテナンスが苦手なのは以外じゃないんですがね~」
「・・・そんなことは、いいから」
「ではKさん、高級機では
スプールリングをチタンコートにする為に
硬い金属を使用します
う~んとステンレスとかジルコニアとかですね。
通常スプール事体はアルミニウムの合金ですから
スプールリングの金属を加えると
高級機のスプールは2つの違った金属で形成されているわけですね。」
「ふむふむ」
「そこに、食塩をたっぷり含んだ
ラインが巻かれるわけですね」
「うむうむ」
「二つの異なる金属が同時に海水に接触すると~~~
どうなりますね?」
「電蝕だろ」
「・・・へっ?」
「だから電蝕だろう。そうか
海水が電解質溶液になるのか
確かに違う金属だから電位差が起きる訳だな」
答えるとは思わんかったな
そういえば、普段どーでもいいような
マニアックな事は良く知てたんだよな、この人
「ええっと、正解です。
違う金属を使うのはスプールリングが傷つき難いメリットがあるので
高級機では採用しています。
その為に電蝕を防止する為に耐食性が高い腐食防止の加工がしているのですがね
何でもまったくメンテナンスしなければ腐食はしますが・・・
意外と安物だからスプールが腐食し易いてことでもないんですよ」
「安物リールのアルミならいいか」
「いやいや、合金の組成とか鍛造技術とかありますから」
「シマノは如何なんだ?」
「鍛造技術は優秀です、しかもスプール全体に
金色のアルマイト処理をしてますし
昔はスプールのフロントエッジに使って
嘘チタンコートなんていわれてましたが
コスト、腐食などのいろいろな事を考えると
実用性はある訳ですね」
「う~~ん、やるなシマノ
エアノスXTにしようかな~~」
「Kさん、ハンドルはマシンカットハンドルです。」
「おおっ」
「ベアリングもローラーベアリングをあわせると4個です」
「むむっ、決めたこの前買ったキス竿にはこいつを取り付けぞ!」
「所でこの前買ったキス竿て
何処のメーカーですかね」
「ああ、銀座東作のキス竿だけどね」
「・・・・#$%&!? 
竹の竿ですか!」
「あー高かったな本当に
何か竹竿欲しかったんだよね」
「あんた何時もバランス取れて無いんだよ!!」
「な、何怒ってんだよ!」

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