優良釣具販売評価術
釣具マニアです。
フライが大好きなH君と飲み屋で
酒を飲みながらフライ談義
気の置けない仲間とのフライ談義は楽しいものだ。
最近、彼は非常にバンブーロッドにご執心なのだが
なかなか手に入れる金額ではないらしい。
「釣具マニアさん家のローンもあるし
バンブーはだいぶ先になりそうですね~」
「そうか~、バンブーは俺も使った事がないから分からんが
釣り味が随分といいみたいだな」
「ええ、自分も使った事ないんですがね
{アメリカの竹竿職人たち}て珍しい本を手に入れましてね
ゲーリーハウエルズのロッドが欲しいなと・・・
まあ、叶わぬ夢でしょうけど・・」
「ふう~~ん」
「それとビルバラン」
「ああ、バーミンガムスタイルのクラシックリールね」
「ええ、これとバンブーを組み合わせた
タックルを見ながらウイスキーをチビリと・・」
「渋いね~
アーリーアメリカンテーストな雑貨みたいな感じかな」
「う~ん、どうなんでしょうね~
まあ、現実に戻ればですねテーストがあれば
僕は{もどき}でもいいと思ってるんですよ」
「ほう」
「とにかくですね
もどきでも
バーミンガムスタイルなリールが欲しいですよ」
「キラクのアルキュオンみたいな?」
「あれ、もどきにしては自分には高すぎますよ~」
「もう販売してないしね~」
「それで、この前見つけたんですよ~
チューズロッズ カンパニーのリール」
「へっ、ちょうーず??」
「いえ、Zhusrods Companyです。」
「そんなブランド知らんな~」
「中国のバンブーロッドを製造する会社のリールらしいっす」
「知らんな~」
「なんでも北米中心で販売してるようなんですって」
「まあ、中国でフライフィッシングはやらんだろうからな~」
「正規代理店はないらしいんですが
アマゾンで買えるんですよ」
「ほ~」
「で、迷ってるんですけどね」
「いくらなんだよ」
「12800円です」
「今はマシンカットのラージアーバーが安い時代に1万越えか~」
「まあ、そうなんですけど・・・
でも、いまや伝統あるリールも
最近は中国製ですからね~
バーミンガムスタイルの両軸リールの感じが再現されてて
いい感じなんですよ」
「買えば~」
「えっ」
「買わなきゃ始まらんでしょ」
「そうですね、常に在庫があるわけでもないみたいだし
買い逃したら
今度はいつ手に入れられるかわからないですし
買いますか?」
「うん」
「ポチットしますか?」
「そうそう」
後日、Zhusrods Company) フライリールを前に
H君と釣具マニアが酒を片手に
つまみ代わりに釣り談義
「ふーん、アルミのフレームといい、
このS字ハンドルといい
クラシックテーストに溢れてていい感じだな」
「そうでしょ」
ハンドルを回すと
ガリガリガリ・・・クリック音が
「ウンウン😃バーミンガムだね~」
「そうでしょ」
「このバーミンガムのスタイルリールの重さも
何か良いな~」
「現実にはビルバランとかに比べると
荒さがあるんですけどね」
「うん、プラスチックのパーツがあるね~」
「でも、性能からいえば古いタイプのリールだから
これでいいです。
なんて言ったってテースト重視ですから」
「確かにフライリールは構造が単純なだけに
リールにお金をつぎ込んだからって
釣果が変わるってもんでもないしさ
クラシックな雰囲気を重視するてのもアリだな~」
「そうそう、それで、こいつを
バンブーなテーストのグラスロッドと合わせますから」
「なんだ、バンブーじゃないのか?」
「取りあえず先立つものがないんですから
テースト重視です!
それだってグラスロッドは結構、高いんですよ
しかもブランクはゆったりして、雰囲気もあるし
バンブーの代わりにしても
良しなんですよ」
「そういう考えもありだな~
それで、こいつをさ
スプリング クリークとかで使うのってどうよ!」
「忍野とかですか?」
「そうそう、忍野!
ついでに言うけど
川岸が草で生い茂ってるから
俺、落ちちゃったんだよな~」
「ええ、這い上がれない~、助けてーて
皆でアザラシみたいになった
釣具マニアさん引き上げましたよね」
「そうそう、そんな時バーミンガムスタイルのリールを持ってると
目だって良くない?」
「へっ?」
「いやいや、素人が無理しちゃって
思われたりして・・・」
「それはやだな~
むしろ僕は湯川で使った方が似合うと思うんですよ~」
「湯川でね~良いね~
国産のトラウト君より
ブルックトラウトかの方が
バーミンガムスタイルの方が絵にになるね~
釣ったブルックと
Zhusrods Company フライリール が一緒の写真撮るってどう?」
「それ正解!
俺、湯川で使いたいっす!
何か田代兄弟みたいな
エキスパートになった気分じゃないですか!」
「俺たちの腕前はモドキだけどね~
カッコからくる味わいがも必要だよね」
「フライってそういう側面もありますから」
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