使わなくなった中通し磯竿の使い道はPEラインとサヨリ狙い

磯、堤防
出典 ダイワ

こんにちは釣具マニアです。

前回サヨリ釣りでななめ浮きの記事を書いたんですが・・・。

もう少し書きたい事があって中通しの磯竿について書いてみました。



現在、中通し竿は壊滅的といっていいほど市場から消え去ってしいました。

一時期はバス、投げ竿、船竿などにも中通し竿があったのですが、今ではほとんど外ガイドになってしまいましたね。

理由は色々あるのですが、メリットよりデメリットが多くなってしまったんだと思います。

そんな中で磯竿だけが唯一、中通し竿が残っている状況です。

どうして磯竿だけが残っているのでしょうか?

理由は長い竿の穂先絡みが無いから。



中通し竿のメリットはこれ一点に尽きますが・・・。

これだけでカタログ落ちしない理由にはならないと思います。

本当の理由は・・・。

中通し磯竿が今でもカタログ落ちしないのは、サヨリ釣りに最適だからです。

日本全国を釣り歩いて見向きもされない釣法、釣り道具を発掘再生している釣り研究家がいます。



名前はジェームス ジャンク ボンド氏。

ジャンクボンドさんは例えば紀州釣りなどその土地固有の愛好家が多い釣りなどを研究している。

面白いのはその土地固有の釣りのように思われる釣り方でも

実際には全国の釣り場でも通用するパホーマンスの良い釣り方があるということです。

そんな研究と共に釣り道具の再生なんて事もしているジャンクボンドさんですすが横柄な性格と・・・・

まあ記事を読んでください。



「釣具マニア君、なんで釣り道具が流行り廃れていくか分かるかね( ̄ー ̄)

「う~ん、金をもうけようと目新しさを演出したけど、結局は釣れないから廃れるですかね~(。´-д-)

「・・・・( ̄ー ̄;

「間違っていますか」

「君もつまらん男だね」

「すいません、何処か間違っていましたか」

「あっているだけに腹が立つ」

「はあ・・・・」

「下々は迷い、間違い、教えを請い、やっと答えにたどり着くものだろう( ̄  ̄)

「あんたの相変わらずの上から目線はいつか身を滅ぼしますよ」

「私のような高貴な特別な者が滅ぶ訳ないであろう、所で中通し磯竿を持ってきたか?
( ̄  ̄)

「ええ、持って来いと言われたので持ってきましたが」

「今日は中通し磯竿について解説する」

「中通し磯竿を持って釣り場に来いといわれたからきましたが講釈は結構です。サヨウナラ」

「まてえ~~~い。釣具マニア~~~」

「待てませんよ」

「楽しいサヨリ釣りが君の未来に開かれるとしてもか!」

「ええ~~! 未来にかがやくサヨリ釣りができるんですか!!(☆▽☆)
ギョギョギョ~、働かなくても億万長者なんですか!!(☆▽☆)

「なんか、被せすぎだろうか、サヨリ釣りの未来を信じないのか・・・(¬з¬)σ

「ジャンクボンドさん、貴方の貧相な人生180度変えてみませんか的な話ですね~
( ̄▼ ̄)

「お前そんな広告ばかり見ているんだろう・・・サヨリ釣りはそんな話とは違うんだ
Σ( ̄ロ ̄lll) 」

「もしかすると人生180度どころか360度くらいまで変わるような驚くべき未来ですか!ヾ( ̄∇ ̄=

「また被せてきたな、それは元通りのお前の貧相な暮らしだろう・・・」

「貧相とはなんですか!! 昨日だって牛丼大盛りに卵つけましたよ!ヾ( ̄∇ ̄=

「それを贅沢だと思うことが貧相と言うんだよ!Σ( ̄ロ ̄lll)

「南スーダンの難民より裕福だ!ヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノ

「基準が低すぎるだろが落ちてる物拾って食うのか、いいか、サヨリ釣りに戻るぞ」

「ハ~イ」

「いいか、中通し竿は何で廃れ無くなってしまったか分かる」

「・・・・・」

「・・・・なんだ分からんか」

「ウンコしたい( ̄ー ̄)

「てめえ!人の質問にちゃんと答えろ!」

「ええと、それではご希望にそいまして、いくつ答えます。ヾ( ̄∇ ̄=

1、穂先が太くなる

2、軽い仕掛けだとラインの出が悪い

3、糸通しワイヤーを忘れると釣りができない

大きな所ではこんなところです」

「磯竿だけは何で中通しが残っているのだ」

「中通し竿の唯一のメリットは竿にラインが絡まないこと、まとわりつかないこと、因縁つけないこと、このメリットが磯竿にあっています」

「・・・随分絡むことを強調するが・・・ということは」

「磯竿でライン絡みは釣りを阻害原因としては一番大きく、竿を折りかねない重大なトラブルの一つですナイロンラインで絡むのですから腰がないPEラインを使うとどうなるでしょうか・・・ここで唯一のメリットが生きてくる訳ですね」

「・・・( ̄ー ̄;

「話はこうです、唯一中通しの磯竿はカタログ落ちしていない・・・何でだろう・・・?
( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「外ガイド磯竿でPEラインなんてとんでもない、使ったら絡みやすいし風、雨の影響もPEラインの方受けやすい( ̄▼ ̄)

「・・・( ̄ー ̄;

「PEラインを使うなら中通しじゃないか!( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「でも中通し磯竿はラインの出方が悪いぞ!と言う話がある( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「いやいや中通し竿は糸の出が悪いというのは浮きを流すという行為に対してだよ( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「重い仕掛けを投げて飛ばすことにはそんに影響は無いむしろ竿が長い分、飛距離が出る
( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「足場が高い、テトラ帯など水際まで距離があると竿が長い方が得である( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「そんな中通し竿とPEラインを組合したら遠投カゴ投げたら良いんじゃない( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「実は中通し竿はもうメーカーも作りたくないがサヨリの遠投仕掛けではパホーマンスの高い竿なので需要がある( ̄▼ ̄)

「・・・・( ̄ー ̄;

「これがサヨリ釣りに使う中通し磯竿の再生、使い方の未来と言いたいんでしょうが
( ̄▼ ̄)

「いやその・・・長々のご講演ありがとうございました・・・( ̄■ ̄)」

「でもそれは浦安釣法として20年前から知れ渡っています、浦安釣法では中通し磯竿、PEラインの組み合わせはデフォルトですよ。
昔は高額な中通し磯竿、PEラインも今は安く買えますからね~」

「なんだ知っているんだ・・・さも大業に話して地方釣り研究家としての地位と名声を上げようとしたのに・・・」

ガクッ( ̄¬ ̄*)

「ジャンクボンドさん貴方が中通し磯竿を再生して価値を上げようとしても、実は有りがた迷惑なんですよ・・・」

「ぐぬぬぬ・・・釣具マニアめ」

「釣り道具メーカーはコストがかかるし、儲かるような価格設定にすれば買う人にとっては割高な竿です」

「貴様!」

「もしかして大量の中通し竿を抱えていたりして・・・」

「むむむむ~ 売れないかな~」

「邪なジャンクボンドさんにはトリプルBアタック!!」

「ぎょえ~」

おわり



合理的で釣れる釣り方でも広まらない釣りもあります。

どうしてでしょうか?

儲からないもの、都合の悪いことは広めたくないからです。

たぶん中通し磯竿も消えていくかもしれません。

儲かりませんから・・・。

貴方の中通し磯竿に埃が被っているなら是非サヨリ釣りに使ってみてください。



中通し竿が消えた理由

中通し竿が消えた理由は儲からなくなったからです。

メリットはあるように思えて、目新しい時には高く買ってくれます。

しかしガイドが進歩するにつれ中通し竿はメリットよりもデメリットの方が目に付いてきてしまった。

そして・・・中通し竿は売れなくなってしまった。

今ではハゼ竿と磯竿がカタログに残っているだけ。

中通し磯竿だけが残っている

中通し磯竿が残っているのはメリットとデメリットが拮抗しているのと遠投サヨリに使える竿だからです。
(ここはかなり思い入れがあるかもしれませんがww)

ガイド竿のトラブル

  • ガイドの多い磯竿は穂先絡みが多い、

竿が長いと穂先の糸がらみを直すのが大変(短い竿だと手が届くので楽)

  • 風、雨の影響で糸が出ない

ラインが外側を通る竿の対して、竿の中を通るため、糸ふけ、糸の張り付きがない、長い竿はこれが顕著になる。

  • 夜釣りでは穂先絡みに気が付かないで竿を折る

夜は昼間と違いライトを当てないと穂先にラインが絡んでるか確認できませんね。

昼間なら絶えず注意をできますが、夜はそんなことはできないので穂先がらみに気が付かずに仕掛けを投げて竿を折ってしまいます。

中通しの磯竿は上記の様なことが無いので使われている。

見過ごせないような深刻なトラブルともいえる。

中通し磯竿のデメリット

中通し竿は絡まない以外にメリットが無いと言われている。

実際その通りで、絡まないだけでも上記のトラブルが無い。

デメリットも多い

  • 中通しのワイヤーを忘れれば竿が使えなくなる。
  • 穂先が太くなるのでソリッド穂先のような繊細なアタリが取れない。
  • 浮きを潮に乗せて流そうとしても、外ガイド竿のようにスルスルと流れ出ない。

PEラインと中通し磯竿と表層 

中通し磯竿でPEラインを使う

ナイロン、フロロラインに比べとラインに腰がない分、PEラインは竿に絡み易い。

中通しならガイドがないので絡まないのでPEラインでは使い勝手いいのでは。

PEラインの特長

  • 伸びがない
  • 腰がない
  • 軽くて水に浮きやすい
  • 根ズレに弱く切れやすい

もし水面だけと考えると面白い

  • 水面には根が無いのでPEラインは切れない
  • 水面に浮きやすいのでPEラインは水面のゲームが得意

サヨリ狙い

  • サヨリは水面のエサを捕食します。
  • 重くない仕掛けは絶えず引き続けることで水面に餌をキープできる

中通し磯竿とサヨリカゴで遠投

表層の魚は餌を咥えると横に動くので浮きの動きが確認し辛い。

アタリは浮きではなくて手元に来るアタリで取ればよい。

投げてラインを張ればアタリが獲れます、その場合はPEラインの感度が必要。



底ならオモリを重くすればラインは張れますが表層はどうすればラインを張れるでしょうか?

表層は仕掛けを絶えず引いてあげる事でラインを張ることができますね。



投げて、張って、引いて、表層に浮かしてサヨリを釣る。

これはななめ浮きのサヨリ釣りの方法です。



遠くに投げて、寄せて、引いて、ラインを張って、餌を表層に浮かしてサヨリを釣る。



近距離しか引けないナナメ浮きに対して

遠投してカゴで寄せて釣るサヨリカゴはコマセカゴと一体担った仕掛けです。



沖の大型サヨリも寄せて、広く探れる分。サヨリも釣れて、型も大きい。

某所で試しましたが足元で釣る他の釣り人を圧倒します。



40cmサイズも出るのですが、この遠投サヨリカゴ浮きにしかつれません。

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中通し磯竿を使うことの利点

  • 竿は中通磯竿を使うことで穂先絡みがないまま遠投が可能
  • 足場が高い、水際まで仕掛けをキッチリ引ける

サヨリは付いてきて足元で咥えことが多いです、この場合テトラ帯も水際まで引ける長い中通し磯竿が有利。

  • リーダーが長い仕掛けも投げやすい。

中通し磯竿を使ったサヨリ釣りが楽しい

  • アタリが手元に伝わる
  • サヨリが水面を割って餌を咥えるとこが見える
  • (トップウォーター、ドライフライと同じ)


ガッツり釣りたい人はサヨリカゴ・気楽に釣りたい人はナナメ浮き

ななめ浮きの記事はこちら



ガッツり釣りたい人は遠投サヨリカゴ

ダイワ インターライン リーガル

中通し竿はダイワのエントリーモデルがコスパが良いのでお勧めします。



中通し磯竿 2号 5.2m

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中通し磯竿 2号 4.5m

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スピニングリール2500から3000ダイワ推奨(※ライン形状が逆撒き、ラップ角度が広いクロスラップのためPEラインが絡まない)

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PEライン2号(直結の為太い)



針3から5号 秋田狐2から5号

まとめ

  • 中通し磯竿はサヨリ釣りに便利
  • PEラインが扱い易い、遠投できる、絡まない、足元まで引ける
  • 表層にコマセを撒きつつサヨリを集める
  • PEラインなので手元にサヨリのアタリが来る
  • エリアでハイフロートのクランクベイト表層引き見たいな釣り。

釣具マニアの報告でした

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