こんにちは釣具マニアです。
今 長い玉ノ柄に注目が集まっています・・・。
なぜなら逃がした魚は大きいと思ってる釣り人が多いからなんです。
玉ノ柄の長さは時代とともに長い方にシフトしていってるようです。
と言うのは
昔は5mが標準の長さだったのに
今では6mが標準になっています。
そして
今は7mの玉の柄を気にされてる方が多いのです。
どんどん玉ノ柄の需要は長くなっていますね。
実は玉網に長さが必用なのは
今に始まったことではありません。
では 何故 長い玉ノ柄を使った方がいいのか言いますと
お求め易い価格になってきたからです。
玉ノ柄の長さも7mぐらいになりますと
それ相応の素材を用意しなければばりません。
最近はカーボンの価格も安くなってきましたので
長い玉ノ柄が求められるようになってきたのです。
とはいえ
いくら安くなってきたと言えども7mの長さです。
そこそこの値段は覚悟しなければなりません。
最低でも30000円ぐらいの物を使わないと
後で後悔すると思います。
えっ! 高いですか?
なぜ そこまでして 長い玉ノ柄が必用なのかって・・・。
玉網が届かないからに決まってるじゃないですか。
長くて安い玉ノ柄もあるじゃないか!
なんで安いのじゃダメなんだ?
それは玉網が動いちゃってしょうがないからなんですよ
言っている意味が分からないですかね・・・。
それでは ある釣りが好きなスナイパーの話をしましょう。
彼はスナイパーだ。
超ロングレンジから相手を一撃で打ち抜ける
百発百中の腕前だ。
彼の本当の名前は誰も知らないが・・・。
コードネーム:百発スルスルと呼ばれている。
さて彼が持っている
ライフル(彼らスナイパーの間では玉ノ柄の事をライフルと呼ぶ)だが・・・。
宇崎日新製のイングラム7007(セブンゼロゼロセブン)を愛用している。
7mのロングレンジから
狙い過たずに
玉を送り込むことができる秀逸のライフルだ!
玉(玉ノ柄の先に取るつける玉網の事)だが
玉の種類は今回 玉枠60cmの60口径チタン弾を装填する事にした。
口径が大きいマグナム玉枠を使い
一撃で大きな魚を掬うつもりなのだ。
朝日がのぼり海面を照らすと
まぶしそうにキャップの庇をずらしてスルスルは
「フッ・・ ( ̄▼ ̄)」
笑った・・・。
今日も間違いなく掬えそうだ。 y( ̄Д ̄)。oO○
今の潮位は中潮の下げ止まりである。
スルスルはスナイパーの習性として
常に足元から水面までの距離を把握することにしている。 ((((*。_ 。)_
「堤防の足元から 水面までの距離は・・・と」
目測で測る。
「5m25cmと言う所か」
さらに潮位表を取り出して
事前に潮周りなどを調べる事に・・・。 φ(. . )
これから変わる水面との距離も把握しておかなければならないのだ。
ひとしきり、周囲を観察したあと
ライフルのベルトを肩に掛けると
めぼしいポイントを探すことにした・・・。
ポイント探しがら、スルスルは昔の事を思い出していた・・・。 Oo。。( ̄¬ ̄*)
たしか、俺が駆け出しのスナイパーだったころ
なけなしの金で買ったライフルが
部落我蔵 三代目 グレート玉ノ柄デラックス 玉網付きセット
(ぶらんく われそう さんだいめ ぐれーと たまのえでらっくす たまあみつきせっと)
だった・・。
「安物だったなあ・・・ ( ̄Д)=3」
「柄の長さが5mしかないから、高い堤防だと届かないことがよくあったな」
と苦々し気につぶやいた後 ()´д`()
「いや・・・それはいい、それはしょうがない事だ しかし」
と また独り言を言うのだ。
最初のライフル 部落我蔵には致命的な欠点があった。
カーボン含有率が少ない為 魚を救おうとしても
玉ノ柄 全体がシナって・・・
玉網があっちにフラフラ・・・ へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ
こっちにフラフラ・・・。 へ( ̄_ ̄へ)(ノ ̄_ ̄)ノ
酔っぱらいみたいな玉ノ柄だった。
そう言えば ライフルで狙おうとしたけど
玉がジャムりやがったて 思いっきり振り出したら
玉網が魚を直撃したっけ・・・。 (~ ̄▽ ̄)~
いや~~一発で逃がしちまった。
それどころか
再装填しようとしてライフルを手繰ろうとしたら
固着して戻らないのだ。
これにはマジ 焦ったぜ。(꒪ཫ꒪; )ヤバイ
ライフルが戻らねえから、そのまま、車の助手席から
玉ノ柄5mを伸ばしたままにして走ったら・・・
歩道を歩いている親父の頭を玉ノ柄の先でぶっ飛ばしてしまった。 ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
親父がカンカンに怒ってサツを呼びやがって
マジで大変だったぜ。
それでよお
親父をぶっ飛ばしたせいか
玉口がから亀裂がいくつも入りやがって!
部落我蔵は 玉口に何の補強もしてないから
そこから割れちまうんだな・・・。
玉が出ずらい。 (꒪ཀ꒪)
玉が届かない。 (꒪ཀ꒪)
玉が戻らない。 (꒪ཀ꒪)
玉口が割れちまう。 (꒪ཀ꒪)
の三拍子どころか四拍子だぜ!
ライフルがショボいばかりに
ひどい目にあったぜ!
みんな、ライフルはちゃんとしたものを買わないと駄目だぜ。
本当に救えねよ。
魚もな・・・。
なんてことを考えていたら・・・
フィッシュがヒットしたぜ!
百発スルスルは首を振ると
昔の悪い思い出を振りきった。 ((( ̄( ̄( ̄( ̄ー ̄) ̄) ̄) ̄)))フッ
そして肩に掛けてあったライフルを取りだして
狙いを定めた・・。
シャっという 音とともに玉網がスルスルと伸びると
狙い過たずに魚のそばに着水させた。
そのまま間髪を入れずに余裕で掬う見事な玉網捌き! (ΦωΦ)フフフ…
そんな勝利に酔っている私に
地元らしき爺が声を掛けてきた・・・。
「兄ちゃん ネンブツダイを何で玉網で掬うのじゃな? (¬з¬)σ」
「・・・」
「ずいぶんと特別扱いなネンブツダイじゃな (¬з¬)σ」
「・・・」
「ネンブツダイを玉網で掬う特別な理由があるなら
興味があるので教えて欲しいのお~」
「いや・・今日はちょっと 魚が釣れなくて・・・。」
「素晴らしい玉網が泣いてるぞえ、ネンブツダイを掬う暇あったら
もう少し真剣に釣りをしたらどうじゃ」
「・・・」
「金魚すくいなら紙かモナカでいいじゃろうにのう~」
「・・・」
掬う価値がある魚を釣ってこそ玉網ですね。
ネンブツダイは別として小魚狙いだからと侮って油断していると
そこにはビックフィッシュが!
なんてこともあるんですよ。
ビックフィッシュを釣ろうと色々と考えて準備を怠らない人には
やはりビックフィッシュが釣れてしまいます。
玉の柄もその準備の為の重要な物の一つです。
届かないのはもちろんですが
普通の堤防でもモタモタまごついていると
大きい魚はいつもあなたから逃げてしまいますよ。
玉ノ柄を伸ばして、届かないと思ってもすでに遅し
外洋に面した堤防は高さがあります。
初見のポイントでは玉網が届かないという事はよくある事です。
そして意外と魚が掛かるまで
届かない事に気が付かない方が多いように思います。
数回通った所で気が付かない人もいるようで・・・
玉網で掬うような大物が掛かって玉網を出した時に・・・。
あれ? 届かないじゃねえか?
どうやって 掬うんだ?
なんて慌ててしまい届かない事を後悔したりします。
なんで気が使ないのでしょう?
玉網を使うような大物には滅多にお目に掛かれないから?
まあそこは置いといて・・・。
もっと具体的に魚の名前を上げて話をしましょう。
もし
掛かった魚が60cmのヒラメだったらどう思いますか?
その時にあなたは思うはずです。
玉網が7mあれば取れた魚なのに・・・と。
魚を抜きあげるしかなくバレる事は必定。
波止のような港内で釣りをする人は
それほど関係ないかもしれませんが・・・。
いずれは磯・外洋に面した堤防で釣りをする事を考えるならば
7mの玉ノ柄は持っていたほうが良いですよ。
玉網が短くても届く手段はあるけれど・・・。
7mの玉ノ柄は高額という人もいます。
確かにそうですが、
だからといって安い玉ノ柄に逃げてはいけません。
短い玉網なら安物で何とかなりますが、長くなればなるほど
品質がいい物を使わないと後悔することになるんです。
えっ! 短くても
届かない時に取り得る手段はないのですか。
と声お荒げて詰め寄らない下さいね・・・。
落としタモがありますが・・・
短いなら屈むか寝そべるしかありません。
しかし
体の自由が利かなくなるので
魚の急な動きに対応できませんし
足元がフラットな堤防だけでしかこのような手段はとれません。
ましてや 磯場、テトラでは落としタモも、寝そべるなんてことは不可能です。
ただし これができるのも パートナーがいる時だけ。
玉網は立った姿勢で届く長さ
魚の取り込みは立った姿勢で考えるべきです。
何故なら一人で玉網を使う場合
魚を掬った後には
竿を股座に挟んで、玉網の柄を手繰らなければならないからです。
つまり
股座に挟むためには立つ以外に方法が無いからですね。
やっぱり玉網は立ったまま使う事になるので
長い方が良いと思います。
長い物は短いを兼ねるのです。
玉ノ柄には7mを超える物があります。
なのに何で 5mあたりの玉ノ柄を使っているのでしょうか?
玉の柄は思った以上に高いと安い玉網に手を出してしまう。
玉網は玉ノ柄、玉枠、玉網と分かれていて別売りです。
有名メーカーの物なら
最低でも玉ノ柄だけで2万円はくだらないので
トータルで思った以上の釣り道具になってしまうのです。
なので
皆さんはは取り合えずという事で
全部コミコミで売られている玉網に手を出してしまうんですね。
この玉網の長さが5mぐらいなんです。
この玉網ですが使っているうちに大きく不満が出てきます。
その不満の大半は2つの事に集約されます。
- 玉ノ柄が柔らかくて扱いずらい。
- 高い堤防、磯では玉網が届かない。
安い玉ノ柄が柔らかくて扱いずらい
玉ノ柄が柔らかいと 玉ノ柄が大きくしなります。
極端な言い方をすると グラスロッドみたいな感じ・・・。
グラスロッドを扱った事は見皆さんありますでしょうか?
釣り道具屋さんで売っている安物の竿です。
カーボンロッドに比べて明らかにダルイですよね
穂先がブランブランと動いてしまいます。
でもこのような竿は仕掛けを入れる時、ルアーをキャストする時
狙いずらいですよね。
安物の玉網もそうなんです。
魚を掬おうとしても玉網が思い通りに動かないので
狙いが定まらない。
取り込みずらいというか、最悪取れないでバラします。
玉網が短かくて高い堤防、磯では水面に届かない
車横づけ出来るような波止、湾内ではなく
外洋に面した堤防・磯は湾内に比べて高くなっています。
理由は海が荒れた場合、大きな波が押し寄せるから。
このような外洋に面した堤防、磯に限って釣れる魚が大きいのです。
外洋に面した堤防は玉網が一番必要とされるところ。
何度も言いますが・・・
魚を掬おうとして玉ノ柄を伸ばした時に水面まで届かないのですよ。
これでは魚を取り込めませんね。
抜きあげるしかないのですが・・・
大概はバラしてしまいます。
こんな事は始める前に気が付いていそうなものですが
何故事に気が付かないかと言うと
あなたは
抜きあげるられる小魚ぐらいしか釣った事がないからです。
経験を積んで外洋で魚を狙う段になって
大きな魚に出会った時に
始めて玉網が届かない事に気が付くんですよ。
もちろん 堤防が低い所でも大物は釣れますが
確率は極端に低くなります。
誰しも小魚程度では満足できなくなるので
ステップUPしていくと思いますが・・・
大物が掛かった時、準備万端整っている人にだけ
勝利の女神はほほ笑むのです。
良い玉ノ柄の特長と7mの長い玉ノ柄に必要な事
良い玉ノ柄に必要な事とは
7mの長い玉の柄に必要な事は完全に一致します。
玉網はいってしまえば
長ければ長いほど扱いずらさが顕在化してしまうんです。
それでは
どのような所が玉ノ柄として不味いのでしょうか?
簡単にカタログスペックから分かる事があります。
それはカーボン含有量。
カーボンの含有率が低い玉ノ柄は間違いなく低スペックの玉ノ柄です。
何故なら
カーボン含有率で玉ノ柄の硬さが決まるからです。
と
硬いのはカーボン含有率が99%の玉の柄です。
このようなカーボン含有率が高く、硬い玉ノ柄ほど
しならなずに、ブラブラしないので魚が掬い易いのです。
それでは 玉ノ柄が長くなるとどうでしょうか。
柄の硬さの違いがより顕著に現れると思いませんか?
だから 長い玉ノ柄ほどカーボン含有率が高い物を選ばないと
たとえ 水面まで届いたとしても・・・
扱いずらさが増しているのです。
玉網が扱いずらいだけで 掬えるなら問題ないと思うでしょうが・・・。
扱いずらくて、手間取ったとしても
時間を掛て魚をすくえるならいいや!
と考えているなら・・・
魚がバレる事が多くなると思いますよ。
ちょっとだけ例を紐解いてみましょう。
ルアーフィッシングによくある事ですが
玉網がブラブラして掬う事に失敗すると
こうなったら網の内側に魚を入れる事は不可能なので
網の外側に引っ掛かったルアーごと魚を引きずり上げるしかありません。
そのままバレない事もありますが・・・
ほとんどの場合は口切れ等で、フックアウトして海に戻ったしまいます。
このように魚がバレてしまいすから
扱いずらいというだけでは済まないのです。
カーボン含有率が同じなのに値段が幅があるのは何で?
もうお分かりいただけたと思うのですが
玉ノ柄で一番大事な事は柄の硬さです。
それでは同じ99%カーボン含有量の玉の柄で
何故あんなに値段の開きがあるのでしょうか?
玉ノ柄は竿と同じようにカーボン繊維でできていますが
竿のように調子を求めません。
単純に物理的な硬さがだけを求めます。
含有率以外にカーボンの硬さを上げるには2種類のアプローチがあります。
- 一つは素材の弾性率を上げる事
- もう一つは レジンコントロールです。
玉ノ柄のカーボン素材の弾性率
カーボン素材には種類があり弾性率が違います。
使われる弾性率のカーボン素材は
中弾性24tから高弾性40tのカーボン繊維が使われます。
弾性率が高いほど硬く、値段も高くなります。
含有率が99%でも値段が違うのはカーボンの素材が違うからなんです。
玉の柄のレジンコントロール
昔と違い最近では高弾性のカーボンの値段も下がってきました。
弾性率以外でも硬く軽くする方法として生まれたのが
レジンコントロール。
竿にしろ玉ノ柄にしろカーボン繊維だけでは成り立ちません。
ブランク(パイプ)にするには
レジン(接着剤)で繊維同士を束ねる必要性があります。
この束ねるのに必要なレジンですが
レジンの量が多いほど柔らかく、少ない程 ブランクは硬くなります。
よく レジンが少ない物は脂肪が少ない筋肉質の例えがあり。
軽く、強いのですが
製造にはより繊細になり、コストが掛かため
値段もレジンが少ないものほど高くなります。
含有率99%でも値段が違うのは
レジンの量が違うからと言うのが
分かっていただけましたでしょうか?
ダイワではレジンの少ないブランクをSVF。
それより多い物はHVFとしてブランクのグレードに差を付けています。
玉ノ柄を選ぶ優先順位は軽いと硬いどちら
同じ99%以上の含有率なのに
何故これほど値段が違うのか分かったいただけたでしょうか?
高弾性カーボン、低レジンになればなるほど
値段は上がります。
99%でも上位の玉ノ柄が高額なのは
どちらも優れているからなのです。
シマノでも玉ノ柄の硬さを
グラフにしていますが(硬さと言う表現をハリにしていますが)
軽さより 硬いほど高額です。
魚を掬うためにはそれだけ重要という事ですね。
どちらかを選ばなければいけない事もあります。
メーカー・・・開発者? の考え方では軽量化の方を重視することもあります。
具体的な事例はこの記事の後の方に詳しく書いているので参考にしてください。
玉ノ柄は長くなるほど玉網が暴れる99%以上は必要
玉の柄の長さが7mぐらいにもなると、
最低限は含有率は99%はないと扱いずらくなるという事が
わかっていただけましたでしょうか?
ですからカーボン含有率99%ぐらいはないと せっかく買っても
すぐに扱いずらくて嫌になってしまいますよ。
この記事を読んでる人で
玉ノ柄が短くて届かなかった方。
7mという長い玉ノ柄が必用と思った方は
高額でも是非とも信頼のおけるメーカーから硬い玉ノ柄を選んでください。
自分が玉ノ柄で信頼できると思っているメーカーさんは
4つほどあります。
シマノ・ダイワ・がまかつ・宇崎日新 の4社ですが
7mの玉ノ柄でコスパが良いということであれば
シマノと宇崎日新です。
シマノISO XT玉ノ柄700 と 宇崎日新INGRAMU ISO玉ノ柄7007の比較
シマノ・宇崎日新のコスパモデルは
シマノISO XT玉ノ柄700と宇崎日新INGRAMU ISO 玉ノ柄7007。
両方ともカーボン含有率は99%を超えていますが
手始めに自重を比べてみましょう。
シマノISO XTは545g
宇崎日新INGRAMUは635g
7mの自重を比べてみると一見シマノの方が軽くて良さそうに思えます。
それでは
これが6mの時 玉ノ柄の自重はどうなっているでしょうか?
シマノ ISO XTは 500g
宇崎日新 INGRAMUは 495g
長さ | 自重 | 長さ | 自重 | ||
ISO XT玉ノ柄 | 7m | 545g | → | 6m | 500g |
INGRAMU ISO 玉ノ柄 | 7m | 635g | → | 6m | 495g |
7mの時と違いたった5gほどですが・・・
90g差から自重が逆転するのはただ事ではありません!
例えばシマノは7mの時だけ素材を良くして、
レジンを少なくしているのでしょうか?
釣り道具の世界ではそんな事は先ずありません。
そんな事をすれば上位モデルが売れなくなるからです。
それではなんで
玉ノ柄の自重は長くなると逆転するのでしょうか?
玉ノ柄が6mの時と7mの時の元径を比べると意外な事実が!
元径 | 長さ | |
ISO XT玉ノ柄 | 34.0mm | 6m |
INGRAMU ISO 玉ノ柄 | 33.4mm | 6m |
宇崎日新のほうが持ち手が細いです。
元径 | 長さ | |
ISO XT玉ノ柄 | 34.0mm | 7m |
INGRAMU ISO 玉ノ柄 | 36.6mm | 7m |
表を見てちょっと おかしいと思いませんか?
6mと時と7m時で元径の太さが逆転しています。
それどころか シマノの ISO XT玉ノ柄 は
長くなっても元径が変わっていません。
これはいったいどういうことなんでしょうか?
竿にしろ、玉の柄にしろ同じシリーズなら
竿が長くなったら元径は太くなるのが普通です。
つまり シマノ ISO 玉ノ柄は長さでテーパー角を替えているんです。
その為6mの時はよりなだらかになっいています。
自重が逆転してしまっているのはこういう訳だったんです。
それでは元径をそのままにする理由は何だったのでしょう?
ISO 玉ノ柄 とINGRAMU ISO 玉ノ柄 はアプローチが違う
玉ノ柄は片手で操る事をデフォルトにしております。
一人で魚を取り込むことが大前提だからです。
一人の場合は竿はどちらかの手でもっていなければなりません。
つまり開いてるのは竿を持っていない片手だけ。
片手だけなので
握った時に一番力が入れやすい太さは重要ですよね。
そして
より長くなった玉網を片手で操るのですから
軽ければ軽いほど良いです。
シマノのISO 玉ノ柄は片手で操り易いように元径をそのままにしてるんです。
物凄くいい事のように思えますがそうとばかりは言えません。
それは 宇崎日新のINGRAMU ISO 玉ノ柄の元径を見れば分かります。
宇崎日新の玉ノ柄は 6mの時では
自重はシマノより軽量に作られています。
なのに
7mでは自重が逆転して重く、そして元径も太くなっている。
この方法は自重は重くなりますが
テーパー角が鈍角で急なので
玉ノ柄自体は硬くなります。
つまり INGRAMU ISO 玉ノ柄 しならずに
操作性が良くなるというアプローチだったのです。
このアプローチのメリットデメリットを整理してみましょう。
ISO玉ノ柄 とINGRAMU ISO玉ノ柄メリット・デメリット
ISO玉ノ柄700 メリット
握り易い
軽い
ISO玉ノ柄700 デメリット
玉網としては柔らかくなって、操作しずらい
INGRAMU ISO玉ノ柄7007 メリット
硬いので操作しやすい。
INGRAMU ISO玉ノ柄7007 デメリット
持ち手が太くなるので握りずらい
重い
どちらを選べばいいんだ!と思いますよね。
自分だったらおすすめは
下記のような感じになるのではないでしょうか?
宇崎日新 INGRAMU ISO玉ノ柄7007
宇崎日新 INGRAM ISO 玉の柄 楽天市場はこちら宇崎日新 INGRAM ISO 玉の柄 Amazonはこちら
宇崎日新 INGRAM ISO 玉の柄 Yahooショッピングはこちら
シマノ ISO玉ノ柄 700
シマノ 玉の柄 ISO XT 楽天市場はこちらシマノ 玉の柄 ISO XT Amazonはこちら
シマノ 玉の柄 ISO XT Yahooショッピングはこちら
まとめると
せっかく玉網を用意しても届かなければしょうがない。
堤防、磯 玉ノ柄が7mないと届かいない所は結構ある。
長い玉ノ柄ほど安物は使い辛くなる。
最低でもカーボン含有率99%の有名メーカー製の物を選ぼう。
玉ノ柄で大事なのは硬さ(ハリ)がある事。
7mの玉ノ柄でコスパが良いのは
ISO玉ノ柄 700 と 宇崎日新 INGRAMU ISO玉ノ柄7007 。
釣具マニアの報告でした。
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