こんにちは釣具マニアです。
子供の頃に良く遊んだ小物釣り。
成人するに従って疎遠になってしまいますよね。
ただ最近は価値観という物が変わり意外と人気なんですね。
ほら近場で散歩みたいな楽しみ方ってあるじゃないです、それと同じです。
何でも、バーべQで周りの人が小物釣りをしていたので、自分も釣りがしてみたいと、D君が言ってきた。
ネットで激安の延べ竿をもちゃんと仕入れたのでと言うので、
それじゃ、という事で近くの一級河川で小物釣りをする事に・・・。
当日
「釣具マニアさん、あのネットで買った竿ですが、小物釣りは2,1から2.7mぐらいが良いなんて情報があったので、真ん中の2.4mの竿を買ってきました」
「2.4mか~」
「えっ!2.4mはダメですか?」
「そんな事はないのだが、1級河川だからな~、意外と釣り場が限定されちゃうんだよな」
「釣りできませんか?」
「ちょっと探してみる」
暫く探すと2.4mでも大丈夫な釣り場が見つかったので仕掛けを下ろす事に・・・。
「何か釣れませんね・・・」
「・・・・」
「つまらないですね」
「うう~ん、じゃあ実績のあるポイントに行くか」
「なんだ~最初からあるんじゃないですか、そこに行きましょうよ」
「そうね、まあ足場が悪いんだけど・・・」
「大丈夫、大丈夫、足腰鍛えてますよ、女子供じゃないんですから」
「そうするか」
車で15分ほど走ると目的のポイントに到着。
ココはナイスサイズの美しいヤマベが釣れるポイントなのだが少々足場がわるいのだ。
「ココはヤマベの釣れるポイントだよ」
「う~ん、さっきの所と違ってロケーションが良いですね」
「少し足場が悪いので気をつけて」
「大丈夫ですよ」
D君の竿にヤマベ仕掛けを1セット作って渡してあげると我先に餌をつけて投入・・・。
釣れません・・・。
「ああ、D君も少し先の筋を流してよ」
「先ですか、分かりました!!」
暫くして・・・。
「来た!!」
やっと釣れたようです。
「これがヤマベですか!綺麗な魚ですね~」
綺麗な雄が釣れました。
「良し! この調子でバンバン釣るぞ!」
意気揚々と釣りを再開するD君ですが尺が足りない竿で釣れる筋を狙う為、どうしてもバランスの崩れた体勢になってしまいます、その為・・・・。
「うわ!!」
バシャ!
激しい水飛沫と共にD君落水・・・。
水中で足場を確保しようとしたが目測を誤り、千鳥足のように、更なる前身を繰り返すと頭から・・・。
海老反り&ダイビング!!
バッシャーン!!
「・・・・」
バシャ、バシャ!!
前身ずぶ濡れで立ちあがった、D君・・・。
いつの間にかその手には杖を握が握られており
衣服が乱れて、ぬらりひょん、見たいです。
「大丈夫か!」
「あ~ 吃驚した、マジで焦りましたよ」
「ところでD君その手に持ってる杖だけど・・・」
「へっ・・杖・・・ア~~俺の竿が~折れてる」
「それ・・・竿なんだ・・・」
「ひどい言い方じゃないですか釣具マニアさん、杖じゃなくて俺の竿ですよ」
「ごめん、ごめん、俺の竿貸すからさあ」
「もう全身ずぶ濡れでメンタルが続かないですよ」
「パンティまで濡れたか」
「パンツですよ!」
「フランス語でパンティェとも言うぞ」
「そんなフランス語あるか!」
「パンティェまで濡れてしまって可哀そうなので、俺の取っておきの竿を貸すからさ」
「どんな竿ですか、ええ!これ5.4mもありますよ、小物竿じゃありませんよねえ」
「いいからさ~使ってみろよ!」
「そうですか、使いますけどね・・・どっかでパンティェを買って・・・間違えた!パンツだ、ケーキ職人じゃねぇてんだよ」
とブツブツ言ってます。
仕掛けを投入D君、足場が良いので無理な姿勢をとらないせいか、ナチュラルに構えで仕掛けを流してます。
最初は両手で持っていましたが、「おっ」とした顔で今度は片手持ちに変更して、更にゆったりとした姿勢で仕掛けを流しております。
ヤマベ浮きが消しこんだのか、軽く軽やかに合わせを入れると、竿は綺麗な満月を描いて曲がる。
「来た!大きいです釣具マニアさん」
「そうでもないよ」
「だって引きが強いですよ」
「そうでもないんだって」
「あれ、そうでもないな~生きがいいのかな?」
「また釣ってみろよ」
「はい」
しばらくすると・・・。
「来た!今度も引きますよ」
「たぶん、そでもないよ」
「あっ・・・本当だそうでもない・・・」
「でしょう?どうその竿」
「いやあ、長いのに軽くって、釣っていて楽しいですね」
「危ないところまで行かなくても、安全な足場で釣りができるのは長い竿のメリットなんだよね」
「やっぱり短いとダメなんだ」
「短いとダメって訳じゃないが、細い水路とか、目の前のテトラの穴に仕掛けを入れる時ぐらいかな、仕掛けを流すポイントが近すぎれば後ろに下がればいいし、魚がいる所に届かなければ魚は釣れないよ」
「でも、この竿、魚の引き味があって楽しいですね」
「それね、ハエ竿なんだよ」
「ハエ竿?」
「ヤマベの専用竿だよ」
「ヤマベに専用竿があるんですか?それって需要あるんですか?」
「ハエ竿は人気無いんだよな、ヤマベの専用竿と考えると買う気がしない」
「そうですよね」
「ただ、小物でも魚が掛かった時の感触は、たまらんかっただろう?」
「凄く楽しかったです」
「前なんてダイワのザ・フィッシングで取り上げて小物釣りが楽しいなんて放送してたが・・・釣り人の視点が小物釣りに向いてない時代だったからな」
「今はどうなんですか?」
「最近は小物釣りの、のんびりと気軽な釣りが注目されてきてだな、ハエ竿を使って秘かに楽しむ人が多くなった」
「そうなんですね~」
「所で、今日のところは濡れてしまったし、帰らないか?」
「そうしますか!じゃあ今日はこの辺で自分はスーパー銭湯でも行ってから帰ります」
「おい・・・」
「はい?」
「何、竿を取り替えてんだよ?」
「えっ!あれ?何でかな~? あっ似てるから間違っちゃった!」
「間違えるかよ!」
「同じ延べ竿なんで~」
「我々はいかなる手段であっても違法な国外の持ち出しを禁じる」
「ファーウェイ扱いじゃないですか」
「もし輸出をするのであれば輸出にも関税を掛ける、130%の関税発動だ!」
「儲けるんかい!」
小物釣りの魅力は手軽に安く釣りができることですが、硬い竿では本当の小物釣りの魅力は味わえません。
少々お値段が張りますが、ハエ竿を使うと小物釣りの世界が変わるほど楽しい竿です。
この記事はそんな小物釣りを楽しくするハエ竿の記事です。
小物釣りが魅力的になるには
小物釣りで用として短い竿が売られていますが、竿の長短より柔らかさを求めたほうが小物釣りは楽しくなります。
小物だから短い竿というロジックは少しおかしくて、小物が短竿の届く範囲の岸際にいるという解釈は成り立たないと思います。
むしろ短い竿では届かないポイントの7割ぐらいが良く釣れる傾向にあるのです。
小物釣りが魅力的になる延べ竿
小物釣りが魅力的で楽しくなるのは、小さい魚が掛かったと時の引き味が楽しめる竿です。
マイナーですがヤマベ専用の竿が販売されていますが、ヤマベ用ということもあってヤマベ程度の大きさの引きが最大限楽しめる竿となっています。
小物釣りが楽しくない延べ竿はどんな竿?
小物釣りで、ほとんどの延べ竿は引き味が楽しめません。
現在小物釣り用として売っている延べ竿はブランクが肉厚で小物を釣るには硬いんです。
アマゾンで格安で売られている中国のカーボン製の延べ竿はその傾向が強く、釣りには使えても小物の引きが味わえない硬さ。
カーボンのシート自体が最初から厚い為、竿として成型すると肉厚の竿になってしまうのです。
グラス製の延べ竿はグラス繊維のなかでも最下層な素材が使われており粘り、柔軟性がある反面、重く、ダルク、感度が悪い、長竿ともなると両手で持っていないと重くて持っていられない。
小物釣りに延べ竿の長さは
小物釣りの延べ竿の長さには、はっきり言えば長ければ長いほど魚がいるポイントを効率よく攻略できる。
ただ前述でも話したように長いほど竿は重く、持っているのが苦痛となる為、竿の自重が100グラム以下の竿を選んだほうが竿の操作性がよく釣りが楽しめる
海で使う小物釣りの延べ竿おすすめの長さH3
海で使うならば5.4mは必要です。
ポイントに届くというより、海の小物釣りはほとんどが堤防なのだから、ポイントまでの距離というより、深い水深まで仕掛けを入れるのに長竿は必要です。
また河口域ではハゼなどを対象としたシモリ仕掛け、ミャク釣りなどでも長い竿であればあるほど探る範囲が広く有利、よしんば手前にポイントがあったとしても、岩礁地帯の水際は滑りやすく、転倒のリスクは常に付きまとう。
私本人の経験から言わせてもらえば、何度滑って痛い思いをしたことか、長さがあれば安全な足場を確保することができるので転倒リスクは極端に減少するといっていいです。
川で使う小物釣りの延べ竿おすすめの長さ
田んぼなどの水路以外はおおむね、川幅が広くポイントは5.4m竿が無いと攻略できない所が多い、一級河川などで川幅が広大なため浅いところであれば川の中に立ち込んで釣りをするが、ここでも長い竿のほうが有利なのである。
川は全て同じ速さで流れている訳ではなく流の速さが違う筋がいくつも存在する、魚は捕食し易い流の筋で餌が流れてくるのを待っているのだが、道糸を全て川の水面に浮かせてしまうと緩い流、速い流れを跨ぐ為、魚がいるポイントの筋から外れるように引っ張られて外れてしまう。
その為、道糸は水面に浮かないようなアウトリガーでナチュラルに川筋を流すのが鉄則。
竿はその為、ギリギリ届くよりも道糸を素面に付かないような長い竿が必要になる。
水路で使う小物釣りの延べ竿おすすめの長さ
水路は基本的に足場がよく、幅が狭い為1.8mから2.1mぐらいの竿が一番効率的で使い易い、また浮きの釣りがメインとなる為、浮きの挙動が見やすいため短い竿は向いている。
よく小物釣り竿として売られているのが水路に使う竿です。
短尺のハエ竿は無いのですが、小物釣りの名竿と呼ばれているのが
ダイワのひなたです。
釣り味が良く、軽い為、使った人は手放さない小物釣りの人気竿です。
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小物釣りでハエ竿を使う事で引き味を最大化して楽しむ
ハエ竿は成魚でも体長15cmの魚ですその魚の引き味を楽しめるように作られたのがハエ竿ですから、他の小物が掛かって楽しくないはずはありません。
ハエ竿の特長
ハエ竿はテーパーが非常に緩やかな細身の振り出竿ですが、竿のブランクの厚さが薄く軽い、またテーパーが緩やかなので魚が掛かると全体に満月のように綺麗に曲がって魚の引きを受け止めます。
柔らかいのだが極端な曲がり方をしない為、魚の引きが楽しめるのです。
素材は中弾性カーボンをメインクロスとして樹脂量の少ない低レジンブランクで作られている為、軽く、感度が高く、魚の引きがリニアに伝わり面白いのが特長で軽い故に操作性も軽快です。
正直、ハエ竿をヤマベだけで使うにはもったいない竿で。
河口でハゼ、堤防で木っ端メジナ、子サバ、子アジ、清流手長エビ、ヤマベ、ハヤ、ニジマス釣りが非常に楽しめる。
ハエ竿はどんなメーカーが良いか
ハエ竿の代表的なメーカー
ハエ竿最高峰 宇崎日新 NISSIN ゼロサム 初梅
特にハエ竿に力を入れているのが宇崎日新。
軽量で5.4mで自重は55gと脅威の軽さです。
持っていて重さを感じない長尺のため長時間振り続けても疲れません。
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大手 釣り道具メーカー シマノ ゼロサム初梅に続く軽さ タフテック採用
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安くても、穂先がローラトップ!
軽さは90gと少し重たいが自重は100gを切るコスパの高いロッド。
(PROX) 奥飛騨ハエFE(硬調)
小物釣りでは最強のハエ竿の特長をまとめると。
- 振り出しなのでコンパクトで持ち運びが楽
- 凄く軽いので5.4mの長竿でも持ち重りがが無くて操作感が良い
- 樹脂量を少なくした薄肉のカーボン素材の為、感度が高く魚の引き味が楽しめる
- 延べ竿の特長である手返しの早さがある
1本持っておけば短い時間でも気軽に竿を出して楽しめますよ。
釣具マニアからの報告でした。
おわり
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