ライトビシ これぞヤマシタ クオリティ

優良釣具販売評価術

こんにちは釣具マニアです。

最近は釣具マニアはアジが食べたくなると
LT(ライトタック)アジの乗り合い船に
乗ってアジを仕入れてきます。

従来の深場のアジビシ釣りは130号のアンドンビシにて
100mだちで電動リール使用。

そのためロッドキーパーも用意するのは当然ですが
それでも130号のビシをぶら下げた釣りを一日中すると腕は結構疲れます。

そして釣り道具の価格は高価であります。

対してLTアジは専用ロッドもありますが
バッタモンの3000~4000円程度の船用万能竿でOK

リールもバス用で使わなくなった
ベイトキャスティングリール(小型両軸受リール)
もしくはバッタ物激安両軸受リールでOK

名前の通りライトタックなので軽く腕もつかれません。

LTに乗船する人のタックルを見てみると
・20年前の船竿
・スピニングを逆さにしてベイトリール装着
・ルアーロッドML程度

おいおい・・・と言いたくなるようなタックルでも
楽しまれている釣り人も多々見受けられます。

それって釣果の方は如何なの?と思うでしょうが・・・。

釣具マニアが見るところでは
専用タックルと比べても遜色がないようです。

このことから、LTアジは入り口が非常に広く
あり合わせの道具でもできる釣りです。

タックルコストの安い釣りですが・・・。

最近LTアジが人気がでて
何処の船宿でもやり始めたのは

道具が安いからだけではありません。

ライトタックルは浅場狙いなので
錘が軽く、タックルも柔らかい物であるため
アジの引きが十分楽しめるからです。

元々ライトタックルは
故・大塚貴汪氏が釣り味が楽しめるというので推奨していたもので
魚の引き味に妙味がある釣りです。

ただ海では潮の流れがありますので
錘を重くしなければならず・・・。

錘を重くすると、錘の重さが
魚の引きを打ち消してしまいます。

その解決方法として
軽くても潮の影響を受け難い潮受けがいい
錘を一体成型にしたアンドンビシが生まれたのです。

釣具マニアが進呈した中アジが美味くて
LTアジの乗り合いに乗ったS君。

中アジの美味さにきづいて
中アジ食いたさにLTアジのタックルを一式揃えて
意気揚々とLTアジの乗り合い舟に乗り込んだのですが・・・・。

「釣具マニアさん今日はアジ釣れますかね~」
「S君、ホームページの前日の釣果情報だと
竿頭が69匹でスソが15匹だそうだ」

「69匹ですか!でも毎日好釣果じゃないですからね~」
「2日前は124匹だそうだ」
「124匹!・・・
つまり50匹ぐらいはアベレージで釣れるって寸法ですかい、おやっさん!」

「まあ、勝手に針掛りしてくれるんで、手返しがよければその位釣れるんだろうな~」
「おおっ!!」

俄然やる気がでてきたS君
タックルをセットしはじめます。

「あれ?S君そのビシをちょっと見せて」
「これですか?どうぞ」
「う~ん、これはアミ用だな・・・」
「エッ? アミ用」

「ライトビシには2種類あるんだ
コマセに合わせて、イワシミンチ用とアミ用」

「そうなんですか?」

「違いは目が粗いものと細かい物
通常アジ専門の場合はイワシミンチを使う
五目釣りの場合はアミコマセだから・・・」

「LTアジの乗り合い船ですよね、コマセはイワシミンチですか・・・」
「釣り道具屋さんは何も言わなかったの?」
「いえ・・・・
店員に聞かないで買い物籠にいれました」

「ふ~今日に限って変えのビシ持ってきてないぞ」
「・・・・・これでやります😖」
「たぶんレンタルでお金払えば貸し手くれると思うぞ」
「いえこのヤマシタのビシには1400円の金額を投入してるんです
天秤とクッションゴムを入れれば2000円にもなりますから
僕はこれでやります」
「あっそう・・・💧」

S君はコマセの重要性がわかっていないようです。

釣り場に着いて
船長から初めてくださいとのアナウンスがあり仕掛けを投入。

大型サイズ狙いで指示棚は32m。

底から3~4mの指示
暫くして形を見ましたよのアナウンス
それと共にあちらこちらで竿が曲がりだしました。

釣具マニアにもググンというアタリと共に
穂先がググググッと引き込まれます。

「きたきた、いや~LTは魚の引きが楽しめるね~」
「えっ!来ましたか、そろそろ、僕の方にも来そうですね」

S君期待に胸を弾ませます。

周りでは
「きたきた~」
「大きい30あるよ」
と彼方此方で歓声があがりだすのですが・・・。

「・・・・💧」

S君の竿が曲がりません。

「おお、おかしい?何故 おで のだけ来ないんだ😞」
「S君仕掛けを上げてみなよ」
「は、はい💦」

「あっ、イワシミンチが残ってる・・・」
「原因はやはり、そのビシだな」
「コマセが出ないからですか?」
「そうだ俺のビシは荒めだが、イワシミンチをギュウギュウに詰めて試してみよう」
「はあ・・・」

仕掛けを落として底立ちを取って
コマセを振りつつ
3mまで巻き上げアタリが来るのを待つこと15秒。

アタリが来ません!

もう一度コマセを振り出します。

また15秒。

今回もあたりません。

仕掛けを回収。

「見て、S君ビシの中にはまだイワシミンチがこんなに残っている
今度はビシに7割程度緩く詰めるよ」
「はい」

緩く詰めたビシを指示棚で撒いて
ロッドキーパーに竿を置く。

タバコに火をつけて穂先を見ていると
グググッと穂先が絞り込まれます。

「あっ来たガツンと来た、怠け者の置き竿にアジがきて
貴方の心に春が来た。」
「おいおい何を言ってるんだよ」

「そうか!緩くするとコマセが十分に出たからだな」
「そうだ、アジはコマセが重要なんだ」
「釣具マニアさん、どど、どうすれば・・・」
「一つだけ方法がある」
「なんですか勿体ぶらずに教えてくださいよ」
「君のビシを斬る!」

「だ、旦那ちょっと待ってくだせい
コマセの出が少ないだけで斬るなんて、余りにもご無体な」
「何を申すか
貴様が如何すればと聞いたのではないか」
「まままさか、斬るなどと言われるとは
思いもよらず、余りにも無体な所業ではございませぬか」

「そのほう、アジを釣りたいと申したな」
「はい確かに😖」
「己はアジが釣りたいと頼んでおきながら、斬るなと申すのだな!」
「そそそそれは・・・・」
「どちらにするんだ」

「うっ!・・・・ヤマシタのライトビシや
この稼ぎの悪い父ちゃんを許しておくれ😖」
「ふむ、やっと踏ん切りがついたか・・・」

では。

「ああ~ライトビシ、どうか父ちゃんを許しておくれ」

ニッパーを取り出してビシのワイヤーを切断
ニッパーの切断音がパチッ、パチッと響くなか
目が細かいアジビシの目が粗くなっていくではありませんか。

「ふう、終わった」
「ああ、何てこったい俺のライトビシ
こんな変わり果てた姿になりやがって😖」

この会話を聞いていた中乗りさん。

「お客さんいったい今日は何しに来たんですか
アジの群れがいなくなっちゃいますよ」
「これは面目ない」
「・・・・・💧」

さて目を荒くしたヤマシタのライトビシですが
やはりコマセが出がよくなったのでしょう
早速S君の穂先にアタリがでて竿をグググッとしならせます。

「きた~やっと来た~」
「好かったなS君」
「いや~釣具マニアさんのお陰ですよ😃」
「そうだろう、そうだろう」

喜びも束の間
取り込もうと仕掛けを持ち上げると・・・。

「あっ、落ちた!!😞」
「あ~あ、折角の良方のアジなのに、この下手糞!」
「だ、だ、旦那このような場合は
今度はライトビシの何処をお斬になりますかい」
「お前な~全部ビシのせいにするつもりか、ビシよりもお前を斬る!」
「ヒエッ!!!それだけは待っておくんなさいまし」

「お客さん、いい加減にしてくれないと・・・」

「はい・・・・💧」
「はい・・・・💧」

S君が使っていたヤマシタ(ヤマリア)のライトビシには
アミ用とミンチ用の2種類あります。

ビシの錘の部分にMの表示があればイワシミンチ用。

Aの表示があればアミ用。

違いはビシの目の粗さが違うのですが
結構気にしないで購入する人がいますので
気をつけてください。

コマセにビシが合わないと本当に釣れなくなりますから。

ところでヤマシタのライトビシ1400円と
ノーブランド安いライトビシ880円
の2つが手元にあるのですが値段の違いは何処にあるのでしょう。

二つを並べて比べるとロウ付けが違うことに気づくきます。

安いほうはロウ付けが所々省いてあり
またロウ付け加工の処理が汚いのです。

ロウ付け加工が省いているとワイヤーが交差している部分に
イワシミンチの繊維が絡みやすくなります。

これが実釣でどのような結果がおきるかと言いますと繊維の絡みが蓄積して
ビシが目詰りをおこしてしまいます。

しいては、コマセが十分に撒く事が困難になり
アジがつれなくなると言う結果にいたる訳です。

更に使って気づいた事ですが、ビシの扉の開閉する部分の造作が適当で
閉めても確り締まらない為
コマセを勢いよく振ると扉が開いて
ドバットと一度に出てしまったりするのです。

コマセワークは出ても出なくても駄目です。

通常ビシを3回ぐらい振ってアタリを待つ。

これを3ターン繰り返して
コマセが無くなるぐらいが丁度良い塩梅なのです。

その点ヤマシタのライトビシは
やはりロウ付けが丁寧で手抜きがありませんね。

また扉も綺麗に作られて歪みがありません。

当然確り締まってコマセを振っている最中に開くこともありませんし
コマセも良い塩梅に振り出してくれます。

ロウ付けは手作業です。

ビシほどバッタ物とのクオリティに差が付くものはありません。

ビシは根がキツイ所で小まめに底立ちを取り直したり
置き竿にしなければ滅多に根がかりで紛失しない物です。

高いと言っても大した値段でもありませんし
なが~く使えるものとして
もう少し奮発してはいかがでしょうか。

最後にニッパーで切ったビシですが・・・。

コマセは出るもののワイヤーの切断面が鋭くて
指が切れるたりと危ないです。

緊急時以外はお勧めしません。

出典 Amazon
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釣具マニアの報告でした。

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