ウォーターランド ナナマルすっぽりネット

エリアフィッシング
出典 楽天市場

釣具マニアです。


本日はエリアで使うラバーネットのお話。
昔、エリアなどと、かっこよく呼ばずに
管理釣り場と言っていたころ
トラウト君のキャッチ&リリースは
水面から抜き上げずにルアーのフックを持って外すのが常識でした。
ルアーのフックをもつ訳ですから
トラウト君はテロテロに疲れきって
暴れないようにしなければいけません。
でもこれだと、疲れたトラウト君は
暫くの間、自力で泳げず漂うように荒い呼吸で水面に浮いていたりと
決して魚に優しいものではありませんでした。
更にキャッチ&イートの場合は
トラウト君を岸にずり上げて
泥だらけに、しつつ
手をヌルでべとべとにしながら
スカリに投入する行為は
非常に煩雑で面倒くさいものです。
ただ当時玉網を持参している人も
僅かにはおりましたが
網の材質が繊維質のため
バーブ、トレブルフック等の規制がない管理釣り場では
魚を掬った後、繊維がフックに絡んだまま
外れないで、四苦八苦した覚えがあります。
暫くして
村田 基 氏が
魚にダメージが少ない
ラバーネットを提案すると
ランディングが容易
体力を温存した状態で魚をリリースできる
網にフックが引っ掛かったりしない
手返しが早いなどの
理由からラバー製のランディング ラバーネットは
急速に普及しだしたのでした。
そして、今では ほぼ全国のエリアでは
ランディングネットの使用条件として
レギュレーションでラバーネットのみを認めるにいたる訳です。
「釣具マニア~、ここのエリアで釣れる
ドナルドソンはさ、激旨なんだよ」
「ほー食べたのか」
「食べた食べた💧」
「どうやって、食べたの?」
「刺身よ!
脂乗り乗りで
旨~ときたもんだ」
「刺身・・・淡水魚刺身で大丈夫かよ
寄生虫とかさ」
「身には寄生しないから大丈夫だって
そんな事心配しても海水魚のヒラメだって
サヨリだって寄生虫は存在するけど
身だけを刺身にすれば全然大丈夫だからな」
「そうかドナルドソンか~」
「おれ、サクラ鱒とねドナルドソンはね大好き
超絶品の食味よ
不味いなんていう奴はいないぞ」
「釣れたら俺も食べるかな~」
「喰らってみろ
ドナルドソンを心行くまで喰らうのだ!」
「何かお前の言い方って野獣みたいだな~」
「バカ野郎!
一度でもドナルドソンの身を味わえばギラギラするって
それでな、ココのエリアの魚は関東随一の味と評判で
料理人が調達しに釣りをするくらいなんだぞ」
「まじか!」
「だからさ、こうしてラバー製のランディングネットなんか
持ってきてるんじゃないか」
O氏が私の目の前に突き上げるように
ラバーネットを掲げる
「これで今日もドナルドソンを狩ってやる」
と鼻息が荒い
「ヨダレを拭けよヨダレを」
「今日は60のドナルドだ~」
欲望に血走った目をしたO氏
ルアーを投げる体中から闘志を剥きだしにしていますが
気合が空回りか、それとも
ギラギラとした欲望に溢れた気が
ルアーに乗り移ったのか?
ドナルドソンは警戒したのか?
小さなレインボウしか釣れません。
それでも諦めないO氏でしたが
実釣6時間・・・日が傾き
諦めかけた、その時でした。
ルアーに邪な気が乗り移らなかったのでしょうか?
O氏のリールのドラグが物凄い勢いで
引き出されます。
「でで、デカイ!」
ジャンプで3ポンドラインを切られないように
ロッドティプを水面にぶち込んで
必死の攻防が続きます
何度かのアタックを凌いで
水面に姿を現したのは
デップリと太った見るからに脂ノリノリ ドナルドソン
「やった~ドナルドだ」
ランディングネット差出し
60ドナルドを無事キャッチ・・・・
したように見えたのでしたが
ラバーネットの底が浅いのと
60ドナルドの重さによりランディングしても
ネットの傾きにより
一度ネットインしながらも
ネットから逃れて更に最後の抵抗を試みたのでした。
「あああ~折角無事ランディングできたのに
くそ~ああ、駄目
やばいよ、やばいよ」
とあせったせいか、ロッドワークに支障をきたしたのでしょうか?
テンショがフットなくなり
ほぼ手中に収めたドナルドは
手からこぼれる水のようにスゥーと消えていくのでした。
wwwwww
「あっ・・・・・・」
「Oよ残念だったな」
「・・・・😖」
ホセ・メンドーサと戦った明日のジョーのように燃え尽きたO氏
頭を抱え込んで動きません
「Oよ、よく戦ったな
髪が白くなるどころか
こんなに髪が抜け落ちて禿げになっちゃたんだね」
「てめえ、それは元からだ
人の傷口に塩を塗りこむような事を言いやがって
ゆうるさん💢」
「待て、みて、こんな所にラバージグが落ちてるよ」
「ななに~」
「幸運なことに黒のラバーだ」
「それが如何した?」
「このラバーを毟って」
O氏の頭にのせててみます
「うん、いい事もあれば、悪いこともある
見て、今度は幸運だよ
貴重な髪の毛が復活したじゃないか!」
「貴様~これでもくらえ😠」
「あっ!」
ラバーネットを釣具マニアの頭に被せるO氏
でもネットの底が浅いため
顔全体をずっぽしと覆うことができません
やっぱし底が浅いランディングラバーネットは駄目ですね!
なんのこっちゃ・・・・
O氏のランディングラバーネットは
トーナメント用です
別段トーナメントの参加するわけではないのですが
トーナメントは1回ネットインすれば
キャッチできたことになるレギュレーションです。
つまり掬って直ぐ逃がすことが
目的として定められた機能になるため
ネットの底が浅いのが常識。
O氏のようなドナルドソンを喰らう人には
やはり底が浅いランディングネットはむきません
釣具マニアもトーナメントは関係ないので
実際持ってるのは
ウォーターランド70ずっぽりラバーネット
70ずっぽりラバーネットはいいです。
ロッドは利き腕の右に持ってるわけですから
利き腕じゃない左手で掬うわけです
ただドナルドソンとかロックフィッシュとか40を超えると
網の中で暴れるトラウトを救い上げるのは
結構きつく
O氏ではないですけど
救い上げるまえに再度網から逃げ出す可能性が大きい。
70ずっぽりラバーネットは前作60ずっぽり より
フレームサイズは同じですが
底が深く余裕があるため
逃げ出すことなく魚を救い上げられます
また重量も460gと前作より大幅に軽くなったため
非常に取り回しが楽で
折りたためるためて持ち運びも楽です。
因みにですね、O氏ですが
底が深いランディングラバーネットを借りたんですけど
最後に残ってたのを借りたせいか
ラバーの一部が破損してました。
50ドナルド君を掬ったのはいいのですが
ラバーネットの破損部分からずっぽしとドナルド君が逃げだしてしまい
破損部分を通して、やり取りをしていたものですから
いまや販売されてない
アタリ スプーンまで
魚と一緒にロストしてしまいました・・・・
破損したラバーネットはラバーでできていますが
ラバーは経年劣化するのが常識です。
通常ランディングネットのジョイント部分とフレームがねじ止めされてますが
最近はジョイントの部分がそのまま樹脂で固定されているので
フレームと柄が着脱できないものも多く
劣化してラバーネットを交換できないものがあります。
ウォーターランドのラバーネットは2000円ほど手に入りますので
劣化したラバーを交換できるのもいいですよね。

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