安価なベイトリールで失敗しないおすすめリールは

New リール

こんにちは釣具マニアです。

最近ネット販売で見かける激安ベイトリール、ブランド名も聞いたことがないような物が販売されています。

どんなのかな~買おうかな~と、思っている矢先、C君からバス釣のお誘いがありましたので行ってまいりました、何でも激安なのにカッコイイ  ベイトリールを買ったので試したいのが理由らしいのですが・・・

激安ベイトリールが気になる釣具マニア 二つ返事で釣りに行く事に。

釣当日 直ぐ激安ベイトリールを取り出し自慢しだすC君

「 釣具マニアさん見てくださいよ!このリールの質感!これで5000円ですよ。」

この激安リール最近主流のガンダムみたいなロープロファイルなデザイン。

「釣具マニアさん、このリールなんとベアリング10個入ってますよ10個!」

口角に泡をつけて興奮しているC君はハンドル回してクラッチを切ります

「おお~スプールがスゲー回る~」

完全に自分の世界に入っています・・・・。

「C君何だか良さそうだねー外国で作ったリールもココまで来たか~」

「本当ですね~釣をするのが楽しみ~」

と ご満悦顔でタックルをセットしています

先ずはクランクベイトを取り出しラインに結び

岸に並行に1.5mのブレイクラインを狙ってキャスト!

ブシュブシュー!

バックラッシュ!!

「あれーマグネットブレーキの調整が弱かったかな~」

C君 バックラッシュを直し再度キャスト!

ブシュブシュー!

バックラッシュ!!

「えー何だよ!ブレーキ一番強くしたのに!

そうだツインブレーキだからもう一つの遠心ブレーキがあったな」

今度は遠心ブレーキの調整をして、C君怒りのロ~ングキャスト!

ブシュブシュー!

「・・・・・・・」

どうもこの激安リールブレーキが機能していない模様です。

C君は何故こんな事になってしまったのでしょうか?

彼は知らなかったのです

ベイトリールはブレーキが命です

見た目の高級感とカタログスペックを見て買ってしまいましたが、ブレーキ自体の機構はあまり実釣での戦力とはならなかったと思います。

実際サイドプレートを空けるとマグネットの磁力を受けるはずのプレートがスプール側にない、これでどうやって磁力の影響を受けることができるか疑問です。

またもう一つの遠心ブレーキはスプール外周側に飛び出るのではなくて、内周側に飛び出してスプールシャフトの軸に対して作用する為スプールの慣性に作用する力は影響力が弱いと思われます。

(回てる駒の軸と外側を指で触れば分かると思いますが感覚的に言ってもブレーキの力は強く掛かるのは外周側です)

シマノバスワンXTというベイトリール

5000円でありませんが実売6000円台にシマノバスワンXTというベイトリールがあります、見た目高級、激安、聞いたことないメーカーに比べればカタログスペックは地味ですが実釣での戦力はズバ抜けています。

バスワンXTが何故、実践で使えるか。

バスワンXTを構成するブレーキシステムはSVSと言うブレーキシステムです。

外周側に6個のブレーキカラーを遠心力で飛ばしてサイドプレートの側で受ける事でスプールの回転に摩擦によるブレーキをかけることでバックラッシュ(ルアーがラインを引っ張って飛んで行くスピードよりもスプールの回転が速い為スプールに巻いたラインが膨らんでしまう現象)をなくすことができます。

ブレーキの摩擦力は6個のブレーキのカラーを外周に飛ばす事を任意で決めることで調整します。

このブレーキシステムの基礎は20年以上前にスコーピオンから始まり、赤メタニュウムで穴開きスプールで軽量化する事で慣性モーメントの影響力を減らし飛距離と安定感を物にしました。

更に銀メタニュウムではベアリングでスプールシャフトの軸端を2点で支持する事で接触面積を極端に減らし回転性能を飛躍的に上げたスーパーフリースプールでよく飛びバックラュシュしないブレーキシステムの完成をみた、当時高級機が採用し、長年愛されてきたブレーキシステムなのです。

何故このブレーキシステムが20年以上も使われてきたか?

普通にハードルアー、ジグの遠投はもちろんですが、特に出色なのがピッチングした時の低回転時のルアーの伸びです。

低弾道で失速する事がなくスーとポイントに吸い込まれるように伸びてくフィールは他メーカーのベイトリールにはないものでした。

バスフィッシングはストラクチャーフィッシングです、障害物は岸際、岸側に多く点在するためポイント責めるのは距離よりか精度を重視するためピッチングを多用しますが、軽い力で低弾道、なおかつ失速しないでルアーがポイントに吸い込まれる、(ココ大事、低弾道で静かにポイントに落とす事でバスを驚かせない、釣れる確立が上がる)このときのバックラッシュの気配すら感じさせない安定感により、このブレーキシステムを搭載したベイトリールはアングラーを虜にしました

バスワンXTのブレーキシステムをまとめるこうなります

  • 高級機が採用していたブレーキシステム
  • 実績があり長年アングラーの信頼を集めてきた
  • 実釣で多用されるピッチング低回転時の性能が今でも高い

ベイトリールとして進化してる

カルカッタコンクェストから始まるロープロファイル、大口径ギア化

当時の高級ベイトリールはロッドのリールシートに装着する場合リールフットより高い位置にハウジング(ボディ)が有りましたがパーミング性(手がリールを握り込みやすい)が損なわれるためにメインギアの直径に規制がかかった、リールシートを包み込むようなハウジング形状にする事でメインギアを大口径化した為、パーミング性を損なわれる事なく、巻上げ力の大幅アップとハイギアによる巻き上げ速度を実現した。

これで当時のバスアングラーがステータスと崇めたったフラッグシップモデルより実釣での戦力は上となったのです。

何故安いか?

前からある製造ラインの設備が使える

長年作ってきたため生産性が高くコストが少なくてすむ

製造ラインの原価償却が終てる

大きな会社だけに部材調達の量が多く調達コストが少なくてすむ

最後にシマノ物づくりのポリシー

低価格だからと手を抜かないし使えるものを作る、自転車のパーツでも有名な会社ですが同じ事が言えます、だから自転車パーツではNo1の座に君臨しているのかも知れませんね。



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釣具マニアの報告でした。

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