ベアリングの多さを競うのは注意 アブ 6500 どこが違う  並行輸入

リール

こんにちは釣具マニアです。

私は熱烈なアブのコレクターではありません。

小生が小さい頃
釣り道具屋さんのウインドウに燦然と輝くように
鎮座ましましていたアブ。

アブに対しての渇望は・・・。

社会人となり金銭的な自由を手に入れたとき
小爆発・・・😃しました。

(まあ、大爆発しないところが小生の
人間の小さいところではありますが・・・)

とりあえず、手に入れたのはオールドスタイルのABU。

1500、2500、5500、6500。

あと3500・・・

これは某大手量販店の釣り道具屋が倉庫に眠っていたもので
新年の目玉商品で1万ジャストで販売していたものをゲット。

なんとクロームカラー、フラスコ付き、
木製の中に箱に収められた限定物で超お買い得。

釣りバブル崩壊に感謝しつつ購入したものです。

後・・・はいろいろなアブ製品がありますが
これらのオールドスタイルの特長は
耐久性は群を抜いていることにあります。

バス、雷魚、船、カゴ釣りと
色々な釣りのカテゴリー関係なく使い倒していますが
いまだに壊れません。

傲岸不遜、自己中心、その場その時その気分のK氏。

釣り歴は釣具マニアより少ないですが
道具の購入スピードが凄まじい為釣り道具のアイテム数は
ぶっちぎりで釣具マニアを追い越しています。

今では自分の部屋が釣り道具で
埋まるほどのアイテム数を誇ります。

このK氏ですが・・・。

一旦、気に入った釣り道具を見つけると
徹底してそのメーカーのシリーズを買い捲る癖があります。

例えばホッパー。

マイケルが良く釣れると思えば
タックルボックスの中はマイケルが占領することに・・・。

シマノのベイトは世界一と言い。

1年後にはシマノのベイトリールが5、6個増えたりと・・・・。

それで最近ですがアブ アンバサダーの両軸受けリール の

クラシックタイプばかり・・・

なぜアブ アンバサダーのクラシックなのか?
といいますと・・・。

耐久性が段違いとなのだと、周囲に力説しています。

釣り道具マニアの周りには
古参の釣りバカが多く生息しているので
アブの話題には事欠かきません。

アブ談義に花が咲き乱れて
よりアブに対しての執着心が強くなったようです。

ある日の堤防でのことです。

魚のご機嫌が斜めなのか釣果が思わしくなく
ダレた気分でいますと・・・・
「釣具マニア~お前の両軸リールの色パープルじゃん」

「ああ、このアブですか?」

「そうそう、パープルのアブ、それって65?」

「そうです」

「お前の6500はブルーシルバーじゃないのか?」

「ええ、よく人のリールのカラーまで覚えていますね
これ、買ったんですよ」

「まじ!カラー違いで揃えるとはお前もアブバカだね」

「厳密に言えばですね
これ6500じゃなくて6501です」

「何、たしか後ろに1が付く場合は左ハンドルだよな」

「そうそう、これは6501CS PRO ROCKET で~す」

「高かったたろう?」

「う~ん28000円かな」

「マジ!6500PRO ROCKET の左ハンドルってさ
希少で普通38000円ぐらいじゃないの」

「ええ、でもこれ並行輸入品で28000円なんですよ」

「アブはさ品番にいろんなアルファベットがついて
何処が違うか分からんから手が出しづらいんだよな
並行輸入だからって性能落ちない?」

「落ちませんよ!😠
私ので説明しますが、6501CS PRO ROCKET の
まずはCSです。

Cはベアリング入り
それでSですがステンレス製という人もいますが・・・」

「いますが・・・?

ステンレスじゃないベアリングてどんなベアリングよ」

「普通の軸受鋼ですよ」

「軸受鋼??」

「軸受用に耐摩耗性に優れた鋼材なんですよ
主に高炭素クロム鋼が使用されています」

「錆びやすいのか?」

「SUS材(ステンレス)の耐蝕性に比べれて凄く錆びやすいです」

「使えないじゃないか!!」

「でも錆を除外すれば、ピカ一なんですけど~
実際塩水を相手にする釣りのベアリングで使えるとは
思えないですよ~」

「したがってステンレスのベアリングは標準装備」

「じゃあ何だ」

「スペシャルなベアリングじゃないかと・・・」

「スペシャル?なんじゃそれ」

「いや同じサイズのベアリングでも
クラスがあるんですよ~」

「うそ~」

「本当、本当
確りとJIS規格で定めた精度等級ていうのがあってですね
特にフリクションロス、回転ムラなどを
極端に嫌う釣りのベアリングでは
回転性能とか飛距離に影響があると思いますよ」

「ベアリングの精度等級でそんなに変わるか?」

「これが結構変わるんですよね~」

「両軸受けではスプールシャフトを支持するベアリングは
特に影響が大きいでしょうね

ベアリングは精度等級が並級、6、5、4、2級と精度が上がるんですけど
2級にもなると外径から中心のラジアル方向の回転振れとか
幅方向に振れるアキアル方向の振れがが回転精度として影響があるんですよ」

「それじゃベアリングを最高精度のもに変えればいいじゃんか!」

「所ガですね、ベアリングだけじゃなくて
ベアリングの精度に見合うような
スプールシャフトの軸心の振れとか・・・

ベアリングをサポートする方もそれなりの精度がないと
宝の持ち腐れになってしまうんですよね」

「そうか~、いろいろとあるな~
そこら辺は素人には手がでないところかも~
ところでロケットはロケットじゃないのと何処が違う?」

「ロケットオイルでスペシャルトリートメントしてる事と
先ほど話したベアリングが支持するスプールシャフトとかの
精度が高くなってるチューンナップじゃないかと」

「なるほど、それでCSロケットはよく回って、よく飛ぶって事かな?」
「あの~正直私そこは疑いますね・・・
ウキとかカゴの方が飛距離に影響があるでしょうな」

「マジ!俺が6500CSロケット買っても変わらないかな~」

「Sモデルなら2万切った価格で買えますよ」

「まじ!安いな・・・買うかな・・・
ところで・・・Sモデルって何?」

「厳密にはアブのクラシックタイプではない」

「何処が違うんだろうな?」

「6500・・・というより6600感が」

「6600感と言うのは・・・?」

「600が付くのはパーミングカップなんだよ」

「クラシックではないと・・・。」

「サイドプレートがツルツルでキャスコンがない
4600、5600みたいな感じかな」

「では6600にすればいいでは?」

「クラッチのボタンが違うだろう」

「そこですか・・・」

「どうなんですかね、使い心地は?」

「いいよ~」

「6500ロケットと比べるとどうですかね?」

「一つ言うけど、きみがロケットにしたからと言って飛ばないよ」

「な、なんでですか」

「リールより他の理由で飛ぶ飛ばないとい要素の方が大きいからだ」

「・・・・」

「そして重い物を投げるのに最新のブレーキ機能はいらないからだ」

「ふ~ん・・・地味なのでいいのね・・・」

アンバサダー S 6500はローコストモデル

とはいえ
クラシックのテーストは色濃く残しつつ飛距離はそれほど変わりません。

実はクラシックといえどもオールドとは違います。

外見は30年前と同じでも
中身の部品の作りは違うのです。

ヨーロッパにあるオールドのブリキのおもちゃを分解して中身を見ると
惚れ惚れとするそうです。

ゼンマイ一つにも
丁寧に職人のこだわりを持って作られているからだそうです。

ゼンマイの幅、厚さに余裕があったり

材質が良質だったりとか

価値の分かる人が見ればみるほど
このブリキにおもちゃは素晴らしいそうです。

外側だけよくして
中身はチープなのが、よく現代の工業製品に見受けられる。

これって悲しいですね。

コストありきの制作予算だからでしょうが・・・

弊害としては
耐久性がないのか使い捨て製品の乱発につながりかねません。

安売りのし過ぎは製造業のモラルハザードを生むようで少し心配です。

生産性を求めることを否定するつもりはありませんが・・・

作られた製品に良心がなければ
いづれそういう物づくりは破綻してしまうのでは・・・

最近は スウェーデン 製ではなく中国製のアブが安く販売されております。

もちろん本物アブという事には間違いはないのです。
飛距離等では変わりはありません。

時代とともに内部パーツの作りがシンプルになり

組み立てが簡単になってきて中国での組み立てが進み

刻印などが印刷に変わる、外観だけなので変わりはないように
思うが・・・実際にはパーツなどの精度などは落ちていたりします。

ハッキリ言えば実感できる人は少ないかもしれない。

フィネスと違って軽い物を投げる訳ではない。

また ベアリングの数でリールの性能が大きく変わる訳ではない。

最近のノーブランド中国リールはベアリング数を誇っていますが
耐久性が高いでしょうか?
性能が高いでしょうか?

ベアリングが多いといいながらすぐにぶっ壊れてしまうものも多いです。

つまりベアリングだけでは決まらないのです。

たしかにベアリングは必要です。

ただし伴うものが無ければ宝の持ち腐れにしかなりません。

アブはベアリングが3個しか入っていませんよ、それでも雷魚は釣るし

遠投両軸でも現役バリバリのリールです。

少なくてもアブの耐久性はアブなのである

6500クラス両軸リールに安くて信頼のない物が昨今。

この値段で信頼のできる両軸リールは貴重だと思います。

出典 Amazon
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コメント

  1. ヘタレ釣師 より:

    初コメントです。
    実は6501プロロケットを購入しようかどうか迷っていてググってるとこちらに辿り着きました。
    楽しく読ませて頂きました(^_^)
    質問があるのですが、この商品の糸巻き量はどれぐらいでしょうか?PE8号の八本撚りを100m巻けますか?
    あと一点、シンクロレベルワインダーでしょうか?
    よろしければ教えて下さいませ。